今回は、M.2 NGFF SSDの外付け機材(エンクロージャ)として、Transcendさんの物を購入してみました。 まず、外観ですが、手持ちのM.2 NGFF外付けエンクロージャを並べて撮影、添付画像1枚目にて載せました。 画像一番上が本製品 Transcend USB3.1 M.2 2280 外付けケース で、 その下2つは別売りの同規格エンクロージャ(M.2 NGFF 2280対応外付け機材)となります。 本製品は手持ちの中で一番縦長になっていますが、横幅はタイトで、厚みは群を抜きスリムです、ケーブルの関係で持ち運びには向かないかもしれませんが、据え置きでの取り回しは良く、広い放熱面積+スリムと言うデザインは放熱に有利だと思います。 また、縦長デザインとなる理由の1つと思われます、本製品は通常の転送用チップ「ASM1153e」マスタチップに加え、伝送補助チップを追加で搭載していました! これにより、USB3.0(gen1)でのType-C転送の安定性を高めていると見られ、他の外付け機材で問題となる事がある、SSDとの相性差で性能が大きく変動するという事が起こりにくくなっているようです。 (SSD3つほど試してみましたが、どれも安定した速度を計測、体感共に得られました) ただ、その分、高額になっていると考えられますし、別の機材でも相性問題が起きるのは稀ではあるようでした。 速度の目安については、ベンチマーク測定結果を添付画像2枚目に載せました。 使ったSSDは「KLEVV N600」となり、(私のノートブックにはUSBポートが1つしか無いので)USBポートハブを介しての計測値となりますが、それでも充分な速度が確保され、エラーレートの低さと相まって追加のストレージとして重宝しています。 以上の通りです。 目立った短所が無い本製品は、買って失敗、というシチュエーションが想定しにくい良モデルだと思います。 特にSSD1つを確実に動作させたい場合、本製品は多少値が張る分、安定感が高い物になっているので、安心して選んで間違いないモデルとしてお勧め出来ます。 ただ、例えば2つのSSDを外付け運用する場合 本製品×2の購入となるとかなりの出費になってしまいますので、この場合は別の機材やRAIDで組む機材を視野に入れる形も、費用対効果やフレキシブルな運用に良い結果