ダイレクトドライブとベルトドライブどちらが良いかはココで触れないとして、ダイレクトドライブのレコードプレーヤーをお求めなら本商品に加え、オーディオテクニカ ダイレクトドライブターンテーブル AT-LP5、ONKYO マニュアルレコードプレーヤー CP-1050(D)などが候補に上がると思います。 私がDP-500Mに決定した理由は重量です。 オーテク AT-LP5 8.5kg オンキョー CP-1050 8.6kg デノン DP-500M 10.1kg ライバルに比べて1.5kg以上重いのが特徴です。各プレーヤーのサイズ・構造は大きく違わないので、重量の差はキャビネット(筐体)の差によるものと考えられます。キャビネットの材質が高密度かつ頑丈で重いということです。物理・振動工学的に重いと言うことは振動しにくいことに直結します。 ダイレクトドライブ方式は構造上モーターの振動に敏感です。モーターの振動がキャビネットを伝い針に不要な振動をあたえます。それはノイズとして信号に影響し、音の傾向としてはクリア感が損なわれる形として現れます。 そういう観点で注目すると本商品は設計として理にかなっており、堅牢なキャビネットがクリアな信号を約束してくれると期待できます。価格的にもライバルより高いのはキャビネットのコストそのものだと考えれば不思議ではありません。 私は購入して満足しています。購入判断の参考になればうれしいです。