国内正規品の一時入荷分が完売してしまい次回入荷が7月末との事なので、eBayで個人輸入しました。納期は2週間弱。 過去に何個もBluetooth接続のポータブルアンプを購入し、全て投げ捨ててきた人生ですが、ようやく納得出来るものに辿り着きました。 つい最近も、Astell&Kern XHA-9000をAmazonに返品したばかりです。それ以外にも引き出しの中に死屍累々と。 本機ですが、既にレビューされている方も指摘しているように、デジタル回路由来のどうしても抑えきれないホワイトノイズがびっくりするほど聴こえません。曲間などの静音時だけでなく、全体的に歪みから生じる高周波ノイズも綺麗に消えているようで、今まで感じていた妙なプレッシャーというか、モヤモヤした圧迫感が一切有りません。 音質的には非常に素直です。ただ、iPhoneからのAACコーデックでの再生になりますので、本気の性能を使い切れているとは言えませんが、それでも他では出会えない音質が味わえます。 iPhone付属のLightning-アナログ変換プラグや、その他の1万円前後クラスのポータブルDACと比べても本機の方がクリアな音質です。 Android/iPhone向けにリリースされている、専用コントロールアプリによる設定も非常に多岐に渡っており、なかなか通好みです。アンプ側のバッファ長を設定出来るBluetooth機器って初めて見ました。バッファを減らせばレイテンシ改善、増やせば音切れに強くなります。 デジタルフィルタのパラメータ調整やその効かせ具合、イコライザなども設定可能ですので、使用するヘッドフォンに合わせて特性を追い込んで行くのも楽しいです。 この使い勝手は、今までになかったモノですし、これからの製品のベンチマークとなってほしいところです。 一方で、本体のファームウェアアップデートも結構頻繁に行われているのですが、その為にはパソコンからUSB接続で行わなければならないのはちょっと面倒かもしれません。 無線感度に関しては、かなり感度が良く、室内や電車での移動などでは音切れに遭遇することはほぼ有りません。交通量の多い交差点に立った時は、たまに切れることがある感じです。一方で歩道を歩いている場合などは平気です。 ただし、内臓のアンテナがチップアンテナで非常に小さいため、iPhoneとの距離的にピ