X-T1で使っています。 最初の印象は、ズームリングがかなり重いこと。 普及クラス・大口径クラス含め、私が使った事のある他社のどの望遠AFズームより重く感じます。 ですが、そのぶん自重で伸び縮みすることがほぼありません。 素早いズーミングもできにくいですが、おかげで下向き上向きでの長時間撮影中に焦点距離が変化してしまう心配をせずにすみますから、良い事でもあるでしょう。 実はズームリングに関して、18-55mmのキットレンズと同じように金属製だと思っていたのですが、ゴムが巻いてありました。これはその回転の重さをカバーするのに役立っているようです。 そのせいか使い始めるとリングの重さは気にならなくなっています。 AFは今の基準では早いとは言えません。特に近接では最初に迷うと、かなりゆったりと合わせるようです。 もちろん撮影可能距離範囲内であれば(そしてAFが合いにくい被写体でなければ)最終的には合ってくれるのですが、動体撮影に向くレンズではないかもしれないですね。 カタログによると最短撮影距離は1.1m。実際に計ってみると、撮像素子まで104cm程度でしょうか。 300mm相当の画角ですから十分だと思います。 ちなみに望遠端の最短撮影距離で、長辺約11.5cmが画面一杯に写るようです。ちょうど横にしたiPhone4がギリギリ入るかどうかくらいですね。 肝心の画質についてはまったく文句なし。 この価格帯の望遠ズームで、開放からこれだけよく写るレンズは少ないのではないでしょうか。 シャープでコントラストの高いクリアな画像が得られています。 細かいことを言えば、開放付近で周辺部のボケにやや不自然さを感じる事はあるものの、周波数の高い被写体でないかぎり目立つ事はなく、全体として非常に優秀と感じます。 手ブレ補正はものすごくよく効き、私程度の腕でも、望遠端で1/30くらいならほとんど100%の成功率です。 望遠端F4.8というのも頑張ってますし、広角端からのF値変化も、どこかの焦点距離で急に暗くなったりせずリニアに変化します。 比較的安価な望遠ズームレンズではあるものの、質感や作りの良さは健在。 上記画質や手ブレ補正も含め、安心してまかせられるという印象です。 私の場合はニコン機をメインに風景をよく撮っていて、もともとX-T1は散歩やスナップ用のつもりで購入したの