ステレオ誌付録のOMF800Pを取り付けるために購入しました。ステレオで使うためには、このボックスを2個購入する必要がありますが、バナナプラグとサランネットまで付いてこの価格ですので、2台購入しても十分お買い得と思います。 このままスピーカーを取り付ければ、すぐに使い始める事が出来ます。しかし、内部配線のスピーカー側のマイナス端子側のファストン端子が、ジャストフィットのものが付いていません。このままでも取り付ける事が出来ますが、せっかくですので、内部のスピーカーケーブル共々ファストン端子もピッタリのものに交換する事にしました。別の方が報告されているように、ファストン端子のサイズは、スピーカーのマイナス側が#110と言うサイズのもので、プラス側が#205と言うサイズのものです。スピーカーターミナル側は、プラスもマイナスもどちらも#110と言うサイズです。スピーカーケーブルは、同じくフォステクスのSFC83と言う4NOFCのものにしました。 スピーカーを止める木ネジは、本製品にも付いていますが、ステレオ誌付録のネジの方が頭が大きく、しっかりとユニットを止めれそうでしたので、そちらを使いました。 音は大変素晴らしく、歪み感が少ないのか、大きな音にしても心地よい感じです。気に入ったので、周波数特性を簡易測定してみました。ピンクノイズを流して、スピーカー軸線1mでの測定です。カタログ掲載のものと大きく違いませんが、63Hzから20kHzまで10dB以内でフラットと言う素晴らしい特性でした。16kHzあたりに高域のピークがあり、全体としてはややハイ上がりの特性ですが、音量を上げても耳が痛くなるような事はありません。 サランネットあるなしでも測定してみましたが、特性自体は大きく変わりません。聴感上は、ネットがあった方が、ハイ上がりから若干マイルドな感じになりますが、使う方の好みで決めれば良いと思います。私は根が無精なので、ネットは付けたまま聴いています。