カスタマーレビュー: ソニー-SONY-MDR-CD900ST-密閉型スタジオモニターヘッドホン

音楽業界の標準機種。ただし、しっかりとした再生環境が必要。

レコーディングエンジニア業務で利用しており、かれこれ20年近く愛用しています。 【使用目的】 ・レコーディング業務 ・普段使いのリスニング 【音質】 良いソースも悪いソースもきちんと再生して、聞き取ることができるのが最大の特徴です。 全域フラットというのは、やや違和感があり私の感覚ではローエンドの音量がやや低く感じ、3kHz以上の音が(音量が大きい訳ではないけれど)前に出てくるヘッドフォンです。 解像度が極めて高く、音の硬い柔らかいが見えやすいのが特徴です。ドラムのヘッドの張り具合まで見えます。一方空間の広がり表現はあまり得意な方ではなく、割りかし耳元にベタッと音像が張り付きます。定位は十分な水準で安定しています。ミキシングをこれ単体でやるのは空間とローエンドが読みきれないので難しいと思います。 【使い勝手】 一般的なポータブルプレイヤーでの利用には向いていません。ケーブル長が長く、フォンプラグ使用な上に、あまり能率の低いヘッドフォンではありませんがポータブルアンプ等の併用がないと鳴らしきれません。また、半密閉型ですのでそこそこ音漏れします。 自宅でもずっと利用していますが、業務用だけあってスペアパーツがほぼすべて手に入れることができ、末永く使うことができます。普段使いでも5年利用するとさすがにドライバからの出音が丸まってきます(このヘタった音も好きです)。 【この機種を検討されている方へ】 音楽制作等での利用をされる予定の方は1台は持っておきたいヘッドフォンです。 普段使いで検討されている方は、しっかりとした再生環境で利用できるか確認した上で購入されると良いと思います。PCのイヤフォン端子に接続していい音が出る機種ではなく、再生環境の良し悪しが問われます(これは他のモニター系ヘッドフォンも同様です)。PCでの利用の場合は、USB-DAC(+ヘッドフォンアンプ)やオーディオインタフェースを介した利用が良いでしょう。 ちまたでは音楽を楽しむためのヘッドフォンでは無いという声も聞きますが、しっかりとした再生環境があれば十分楽しめますし、そういう点で万能な製品です。

関連コメント

ヤマハの電子ピアノの モニター用に使っていますが、 電子ピアノのスピーカーから 流れてくる音とまったく同じ。 それまでは5千円ぐらいの ソニーのヘッドフォンを 使っていましたが スピーカーの音より ヘッドフォンの音が 小さくなるのが 不満だった。 Amazonで別の ヘッドフォンを 探してていたが これを見つけた。 ソニーの製品だし お値段がわたしにとっては 未開の地。 ままよっと、ポチして 届くと、 あれ、まっ スピーカーから流れてくる 音とヘッドフォンの音が まったく同じ。 これ凄い、と。 関心を持って、 あちこち見てみると、 これ、ソニーが 音楽スタジオで使うプロ用の ヘッドフォンとして開発したものだと。 だから、素人用ではないから、 初期不良の保証はあるが、 1年のメーカー保証がないっと。 ところがプロ用だから、 部品はすべて手に入るんだと。 国内の音楽スタジオには このヘッドフォンが 常備されているんだと。 YouTubeに音楽スタジオでの 録音風景が出ているが、 そこで歌っている歌手は、 みな このヘッドフォンを つけているらしい。 https://youtu.be/2-C9PAFmL5c などを参照 (https://youtu.be/2-C9PAFmL5c を範囲指定し、選択・コピーし、Safariの検索窓に貼り付け、検索する) プロの歌手は自分の歌を ヘッドフォンでモニターする場合、 録音スタジオに 常備されている、 このヘッドフォンを ふつう 使うわけだ。 そのプロ用のヘッドフォンが Amazonで簡単に手に入るわけで。 それが2万円弱の値段で手に入る。 これって、 やはり素晴らしいですよね! ヤマハの電子ピアノに 愛着がわいてきました。 このヘッドフォンで 家人を気にすることなく 電子ピアノを ガンガン弾いています。
  • 電子ピアノのモニターに購入した、スピーカーから流れる音とまったく同じ。
CDの音はこれを元に作られた、と言って過言ではありません。 バランス対応してません。ハイレゾの音域もありません。 が、この音が「標準」とされた時代が確かにありましたし これでよく聞こえる音は他の機材でもいい音に聞こえます。 そういうリファレンスとしての価値は2010年代後半でも持っています。 個人的にはこれをバランスでがんがん鳴らしてみたかった。
音は間違いなくストレートです。 ドンシャリが嫌な人なら すでにソニーなどを使っていると思いますが…
恥ずかしながら、今回初めて10000円越えのヘッドホンを購入しました。 これまでは原則、ヤ〇ダ電気に吊るしてある1000円~2000円のものを使い潰してきましたが、装着感も音質も天地の差で驚きました。 安モノは基本的に、重低音が超絶特盛ブーストされているので、スピーカーで聴いた音と全く違う。 本機はあまり遜色がないので、予算が厳しければ、モニタースピーカーを諦め、これで全てを完結させるという選択肢もありだと思います。 自分のような素人レベルのDTMで使うなら尚の事、維持管理する機材が減り、机も広く使えるなど、合理的と言えます。 耐久性は購入して間もないので評価できませんが、家電量販店の安物のように3日で音が出なくなるような事はないでしょう。 一応、交換用の部品も販売されているし、自分の感覚で言うならFloyd Roseオリジナルを買うみたいな感じで、安心感もあります。 一見すると「ヘッドホンにこの金額を出すのか…」となりますが、これから10年20年と使い続ける事を考えれば妥当な価格設定かもしれません。 これまでスマホゲーのガチャやパチンコで溶かした金額を考えるとね…。 欠点としては、密閉型とは思えない程の音漏れ。 エ〇ゲを楽しむには難があります。 これはMDR-7506も同じ。 7506と本機の大きな違いは外観の高級感、重量、ケーブル、そして締め付けの強さ。 CD-900STは7506に比べ軽く、締め付けが弱いので、長時間の装着でも疲れにくい。 この点はPCゲームを廃人プレイする際にありがたい。 あと、没入感が凄いので、ゲームのプレイ時間が長くなりがちな点は注意が必要ですね。 最後に、高額なヘッドホンだけあって、高級感のあるルックスは所有欲を満たしてくれるし、7506と迷っているなら確実に900STをオススメします。 あと、7506はカールコードなので余計重たくなる上に取り回しも悪いので、価格が5割増しでも900STを買った方が幸せになれます。
プロのレコーディングシーンでよく使われていますが、ベースラインの際立ちが素晴らしいです! 使われている意味が分かりました! バンド練習時、ipad やiPhoneで楽曲を聴くとき、無線機器の音声など、全てにおいて使っています! 素直にナチュラルな音源をそのまま聴かせてくれるヘッドホンであると思います。 標準ジャックからミニジャックへの変換アダプターはご一緒に!
もっと見る

Next page