定格3.5GHz、ターボ時のクロックは4GHzまで到達する Core i7-7567Uを積んだ小さいNUCです。 小さい筐体、薄いクーラーなのでこのクロックを最大限生かす(高負荷をかける)と、 あっというまにCPU温度が80℃を超えるのがやや怖いところです。 とりあえず普通に動くのでいいのですが…… その代わり、CPUのシングルスレッド性能はCore i7-7700Kに迫り GPU性能はIris Plus 650のおかげで、7700Kをしのぎますので 小さいマシンとは思えないくらい高性能になりました。 CPUの放熱は上記のとおりですが、M.2 SSDと接触するように 裏蓋に放熱ゴムがあります。 使用時は表面のシールをはがして、M.2と密着させるとよいでしょう。 他にもHDMI端子が2.0a対応となり、環境があればUHD BD再生もできます。 Mini Displayportがなくなりましたが、かわりにThunderbolt 3端子がついたため これを経由してDP Alt機能を使えば、同じように4K@60Hz表示も可能です。 本体とは直接関係ないですが、Windows 導入時のために メーカーのサポートサイトから各種ドライバーをまとめてダウンロードできるようになっています。 各種インストーラーをただZipファイルにまとめただけですが、一つ一つ準備するよりはマシでしょう。 [Tips] CPUヒートシンクのダイ接触面は銅のため、液体金属グリスを使って 多少冷却を強化することもできます。 とはいえ、筆者の環境では高負荷で標準より-8℃という感じだったので、 "やらないよりはマシ"程度ですが、ちょっとでも冷やしたい方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。