確かに1段真空管が入っているのですが、音は(お決まりのワードで申し訳ないですが)マイルドになる、かと思いきや意外とクリアでした。真空管を通したつやのある音になりますね。 自分の場合ドラム(バスドラム)のアタック感を気にするのですが立ち上がりがわずかに鈍くなります。これを真空管の恩恵と見るか単なる劣化とみるか意見の分かれるところだと思います。 真空管アイテムはほとんど趣味で使うものですよね。 アンプのつくりはしっかりしていて好感が持てましたリレーが入っていて真空管が十分あったまった時点でかちっと回路がつながるのがいいです。それとS.M.S.L製の純正ACアダプタが付いてきてちゃんと電源も考えられているなあと思いました。 うちではプリメインアンプDENON PMA-390REのPRE-OUTを本アンプの入力へ入れボリュームは最大にしてプリメインアンプ側のボリュームで音量をコントロールしています。9~10時の間が丁度良い感じです。 特に気になる欠点はありませんでした。付属真空管は北京電子管6J9でした。 追記:別に減点ではありませんが面白い現象を発見しました。最初リレーが繋がるときに「カーン」という音するので、えっと思って真空管を爪で弾くと「ピーン」という音がします(笑)これがマイクロフォニックなんとか?ですか?余談:FX-AUDIO製の真空管プリアンプでも同様の事が起きた(笑) 追記2:ハードウェアに慣れた方向けですが、オペアンプICがDIP品が実装されており比較的簡単にソケット換装して色々なオペアンプICを試せます。うちでは今のところJRC MUSES8920Dが最高にいい音します。もっと高いオペアンプICもありますがキリがないので価格パフォーマンス的にもこのICがいいと思います。音の性格変っちゃうので覚悟はいりますけども。高スルーレート、低ノイズ、高出力電流、数値に出ないオーディオ的に面白い音質やローエンドの伸びなど恩恵を受けられます。