AVマニアな人たちに「PSX」持ってることを知られると「コイツ頭悪そー」と言われてしまいそうな製品。それがPSXだ。PS2機能をつけてしまったがためにアンチソニーには揶揄され、確かに穴だらけの商品であることにはちがいない。だが「どーしょーもない」製品ではない。同じソニーのスゴ録と比べてみるとわかるのだがレスポンスがPSXは圧倒的によい。そして操作性。たいして難しくないインターフェイスのビデオデッキさえろくに使えなかった両親がPSXを楽に使いこなしてる姿はなかなか感動的ですらある。これも一重に優れたシンプルな視認性にあるのだろう。すでにご存じなことであるが、PSXはアップデートによって「進化する」製品である。おそらくソニーはそれらを小出しにしていくのだろう。そこがいやらしい印象であるが、PSXの真のポテンシャルは後日明らかになるのだろう。正直諸手をあげて今薦める商品ではないが、「買っててよかったPSX」になる可能性があることも否定できない。