ネックの削り出しとボディの成形がされているので、あとの組み立ては簡単でした。ネックを指板の幅に合わせて紙ヤスリで削って、ネックと指板を接着。完全に張り付くまで24時間放置。次に指板のついたネック部をボディに取り付け(接着)、完全に張り付くまでこれまた24時間放置。次の日に全体にニスを塗って、乾いたら(実際は2色で2重塗りしたので2日かかりました)、あらかじめ位置決めしてマスキングしておいた場所にナットとブリッジを接着、ネジ留めして、また24時間放置。そしてペグを取り付けて、弦を張って、最後にストラップピンをネジ付けして完成。全6日の工程でした。仕上げ作業を購入者がすることを前提に作られているのか、フレットをはじめそれぞれの部品のバリを落としたり、接合部分のサイズの微調整をしたり細かな作業が必要でしたが、基礎的なところがちゃんと作られているので、いい感じに出来上がりました。実はナットとサドル、弦は、付属していたものは使わず、別途購入したものを取り付けました。で、弾いてみて、自作した満足感もひとしお深く伸びのある音色に感激してます。

指板とネックの幅が2ミリ違い、木工加工ができないと組み立てなりません。返品いまだ納得してもらえず、困っている状態です。

説明書がなく、ネックと指板はパーツとしての精度も荒いので、木工経験のない人には難しいかもしれない。逆に自分で作り込む楽しさはあるのだが、ブリッジの接着位置にはものすごく迷った。第1フレットの幅から弦長を計算してみたが、2フレット以降の幅が計算とは微妙にずれているので最後まで不安が残った。結局、手持ちのコンサートサイズを参考に弦長を決め接着した。 　ナットとサドルは別に購入した牛骨を使用。塗装は下塗りで水性ニスのメイプルを２度、その上につや出しニスを3度塗ったら、見た目、手触りともにいい感じになった。 　完成後、弦高を調整して出た音（HighG）は、伸びもあり、まろやかさもあって弾いていてとても気持ちがいい。フレット音痴もなく、慎重に作成したこともあいまってとても愛しく感じる。作り手によって、完成度が左右されそうだが、良いウクレレだと思う。

各パーツとも、加工や仕上げが悪く、木材を埋め込んだり、ヤスリデ削ったりして、何とか組み立てました。 弾いていたら、段々鳴りが良くなり、チューニングが安定してきましたが、パーツが精密に加工されていたら、もっとスムーズに出来たと思います。自作の経験が無い人には説明書は必要です。

このキットはある程度知識がないときれいに仕上げるのは難しいと思います。説明書なしです。ただ、苦労して作るのが楽しい場合もあります。最初の関門は指板とネックの幅が全然違うので削って合わせないといけません。合板バリのパテ埋めも必要です。あとは、弦長の調整でしょうか。丁寧に合わせれば音は合います。ナットとサドルはプラスチックなので牛骨に変えました。塗装は家具の補修用で着色オイルがあったのでそれを代用。音色はゼブラにしては結構高音も出るようです。弦を変えてやるともっとよくなるかもしれません。普段弾きには全く問題ありません。