11年使用してきたMDコンポが故障してしまったので、様々なメーカーのコンポと、スピーカーを聴き比べさせていただく機会に恵まれ、こちらの製品を購入しました。 今回買い換えにあたって、販売店の知り合いのご厚意で、様々なメーカーのレシーバーと、スピーカーを組み合わせて取っ替え引っ替え聴かせていただきましたが、レシーバーだけでもメーカーで様々な音の特徴が分かり、貴重な体験をさせていただきました。 私の場合、スピーカーから選びました。今回、ソニーさんのss-HW1の広い音場と解像度に魅せられてしまい、普通ならレシーバーもソニーさんですが、音源を持参して聞き慣れた楽曲でイコライザーをフラットにして聞いた時に、ソニーさんのレシーバーMAP-S1では芯はしっかり通ってクリアな音質だったのですが、少し芯が細く音に厚みが無かったので、他のレシーバーと替えて聴いてみたところ、XC-HM86が店頭に無かったので、こちらの商品の下位機種にあたるパイオニアさんのX-HM76のレシーバーにしたところ、フラットでもクリアさを維持しながらも、解像度や芯の太さに驚かされました。X-HM76では純正のスピーカーも付属しますが、スピーカーが替わるとかなり化けました。例えますと、ピアノの独奏を聴いた時にピアノの高音の中にも音に太さがあるのがしっかり分かります。ソニーさんですと、高い音はただ高いだけのあっさりした感じです。Hotel Californiaですと、ギターの弦のメリハリにかなりの違いが出ておりました。しかし、両者とも造った様な音ではなく、下手な味付けはされておりませんでした。逆にケンウッドさんは、味付けは濃いめな印象で低音が少し強めに再現されており、オンキョーさんは、温かみがあるまろやかな感じで、聴き疲れはしない音ですが、それぞれの音が溶け合ってしまう様な印象を受けました。パナソニックさんは、高音・中音・低音のバランスが山なりに力強く、付属の純正のスピーカーの方が一番バランスが取れていました。ただ、上記の中でも、XC-HMシリーズは、アプリを使用しなくても操作がしやすかった点でも、好感が持てました。 最後になりますが、スピーカーは店頭で購入して、こちらの商品をAmazonから取り寄せましたが、XC-HM86では複雑なオーケストラでも、一つ一つの楽器の強弱までしっかり聞き取れ、ボーカルもさらに