美術館や博物館に時々出かけます。日頃重宝しているコンパクト双眼鏡を試しに持って行ったことがありますが、あまり使い勝手がよくありません。いろいろと調べてみて焦点距離の短い単眼鏡が特に美術館や博物館での鑑賞には適していることを知り、ビクセンの4×12を購入しました。展示されている作品をガラス越しに単眼鏡を覗くと、油絵の細やかな筆のタッチ、遺跡から発掘された装飾品の作り、アマゾンに生息しているチョウの標本の美しい鱗粉の様子などを観ることができ、これまでにない楽しみ方が増えました。 店頭で、このシリーズの6×16,8×20と比較しましたが、美術館などは照明を暗くしているため、明るさの点から4×12を選択しました。4倍の倍率もこの用途には十分のようです。因みに、ニコンのモノキュラーHGが同じく店頭に展示されており、画像の鮮明さなど価格の違いがよく分かりました。 4×12は価格も手頃で、サイズも小さく掌に収まるのでおすすめの商品です。 遠くの景色を見たいという用途にはあまり適していないと思いますが、美術館等に足を運ばれる方は使ってみられることをおすすめします。