一ヶ月ほど使ってみた感想です。 線画までは満足のいく性能でした。 視差(ペン先から実際に表示されている液晶面までの距離)はそれなりにありますが、姿勢が一定であれば問題ないレベルです。 書き心地がとてもよく、イメージ通りの線が引けるので、ここまでは文句なくおすすめできます。 ただし、発色が非常に悪い。 液タブ上で見る色と、通常のモニターで見る色が全く違います。 例えば、肌色を塗るときに液タブ上では黄色よりの肌色を描いたつもりでも、実際には赤よりの肌色になったりします。 カラーサークルの角度でいうと、10度くらいはズレても分からない可能性があります。 発色そのものが区別できないので、色温度などのモニター設定を弄っても無意味でした。 二次絵であれば元絵をスポイトするなりしてギリギリ対処可能ですが、オリジナルになるとかなり厳しくなります。 別モニターにミラーして表示させると作業領域が圧迫されますし、根本的な解決にはならず、いちいち確認のために視線を動かさないといけないので大変です。 というか、狙った色で塗れているのか常に不安なので、とても気持ち悪い。 これはプロとか初心者とか関係なく、色塗りのときに嫌な気持ちになると思います。 これから買われる場合には、値段とサイズも大事ですが、このあたりも十分に考慮に入れた上で購入された方がよいかと思います。