今までレンズヒーターは自作して使っていましたが、この値段で買えるならこれを買った方が手っ取り早いです。 ニクロム線で自作の場合、使いたい長さを元に流す電流や電圧からニクロム線の番手を選定。 面倒なのはニクロム線は半田が乗らないので、結線は接触不良を起こさないように確実にカシメたり、ベルトに固定する際の絶縁等、とても手間が掛かります。 それらを考えるとこの商品は実にお得です。 この商品は炭繊維発熱材との事ですが、実際に発熱温度がどんなモノか、ガーミンのワイヤレス温度計を使ってテストしてみました。 使うモバイルバッテリーによって電流&電圧が変わるので「USB電流&電圧チェッカー」でバッテリーの性能を調べた方がこの商品の能力を最大限引き出せると思います。 駄目なバッテリーになると無負荷では5V出ているのに、ヒーターを接続すると2.3Vまで降下して、いつまで経っても暖かくなりません。 実験では温度計をヒーターでグルグル巻きにして最大限温度が高くなるように実験したのでかなり高温になりました。 実際はこんな使い方をしないので真似されない方が賢明です。 写真のバッテリーはヒーターを接続して、満充電でスタート時:電圧5.14V、電流0.99Aでした。 室温7℃の中、30~40分も経つと90℃を超えてきましたが、温度計が壊れると困るので実験終了。 実験中、少し電圧降下してきましたが、温度は下がる事は無かったので電圧5Vと1Aに近い電流が流れていればパフォーマンスは最大です。 因みに2.1A接続出来るバッテリーもありますが、流れても1Aだと思います。 ベルトの外側も暖かくなるので、更に保温対策を講じれば、かなりの低気温や多湿条件でもクリアーな撮影が期待できます。 まだ実際に撮影してませんが、自分が作ったものより性能が良いので間違いないです(^^ゞ