主に本機で夜中に、FireTVのドラマを見ています。 イヤホンは2時間も使っていると音疲れで頭痛がするので、これまではBluetoothスピーカーを使っていました。 隣室で寝ている家族から、うるさいと苦情が出たので本機を購入しました。 音は綺麗です。高音、中音、低音のバランスが良く、葉擦れ音、足音、自動車の走行音等の効果音も、セリフもよく聞こえます。 耳の近くで鳴っているお陰か、左右のパンや奥行きの感じ方は、1万円程度のスピーカーより上です。一方、音の厚みはなく軽く感じますが、その分、音疲れは少なく半日(6時間程度)続けて使いましたが、頭痛はしませんでした。 低音好きの人には物足りないだろうな、と感じる音ですが、ドラマだけでなく、音楽も聴きやすいです。 特にボーカルのある音楽は、音のバランスがいいです。 以下、50代で聞こえが悪く、イヤホン苦手、スピーカーで大音量は出せない環境での比較です。 ■6,000円程度のネックスピーカー こちらは音がラジオ風。ドラマのセリフは明瞭ながら、全体的に音が籠りがち。値段は倍以上しますが、AN-SS1はそれだけの価値があります。 ■4,000円程度のAnker製スピーカー 少し音を大きくすると金属ビビリのような音になり聴きづらい。高音強めでセリフは籠りがち。AN-SS1はドラマでは圧勝、音楽でも上と感じます。 ■10,000円程度のソニー製スピーカー 低音強め、EXTRA BASSを切っても低音強め。バランスが悪いのでドラマ視聴には不向き。一方、音楽を聴く際は音の厚みがある。これは低音だけでなく全体的に音に深みを感じる。好みの問題ですが、音楽を聞く際は、こっちがいいという人がいるだろうな。でも私にとってはAN-SS1の方が好みです。 ■1,000円程度のパナソニック製カナル型イヤホン 一番、AN-SS1に近いのはこちら。耳を塞ぐので聴こえがいいのは当たり前。音のバランスは素直。ただ、AN-SS1より音が軽く、音が首の後ろで鳴っているような違和感。AN-SS1の方が空間を経るので音が自然。 高級音響機器は知らない、5万円程度の5.1chシステム利用者。歳取って聞こえが悪くなった私の結論。 ドラマや映画を観るにはAN-SS1は最適です。音楽もボーカルありなら、お勧めできます。 でも、低音好きの人には物足りないと思います