片道7kmの通勤で2ヶ月ほど使用しました。 以前使っていたGRAPHISと比較しながらのレビューです。 GRAPHISは4.3kg、こちらは6.0kg。さほど気にせず購入しましたが、ハンドリングが重く、ひと蹴りの距離も延びませんでした。サスペンションとハンドブレーキの有無、そして耐荷重が70→100kgとなった分のアドバンテージと思い使用していましたが、キックボードの利点はやはり「軽快さ」である事を痛感。 ハンドブレーキは便利ですが、ホイール側の取付け位置がステップ後方下側にあり、そのワイヤーの取り回しが路面側に飛び出して接続されているため、路面のちょっとした凹凸でもワイヤーを傷付けてしまい、使い物にならなくなります。「悪路で使用しない」と注意書にありましたが、どこまでも平らな広場でなければ必ず擦ります。 もともとフットブレーキだけのGRAPHISでも困らなかったので、軽量化も兼ねてハンドブレーキ系統を撤去。 重いハンドリングの軽減のためグリスを塗布しようとハンドルをバラすと、ベアリングのリングが歪んでいました。替えの部品が来るまでの繋ぎ対応でベアリングをバラしで球だけにしてからグリスを塗布するとハンドリングだけでなく軽快感が格段に向上、やっと満足できる走りになりました。 ハンドリングは腕によるハンドル操作より、ステップの体重移動をメインに操作した方が、直感的に運転できます。我が町・千葉県鎌ヶ谷市は歩道がガタガタでGRAPHISで走れる歩道は僅かでした。 「キックボードにサスペンションが不要」と考えてましたが、街乗りでは必須です。いままで避けていた踏切や荒れた歩道も走れるようになりました。 「調整必須」「ステップの幅」の分で星マイナス1にしました。 キックボードはパンクしないメリットがある反面、路面のグリップがとても低いです。加速のため蹴り足を使っているときはブレーキをかけられません。こういったキックボードの特性を理解し、快適なスピードの範疇で楽しめば、とても快適な移動手段です。オススメします。