NVMe対応SSD向けのヒートシンクで なるべく周囲と干渉しづらいものという観点でこの商品を選びました。 私が使用しているマザーは M.2スロットが最上段のPCI-Eのあたりに設けられているという よくある配置のものでしたので 背の高いトゲトゲのヒートシンクを付けてしまうと CPUクーラーにぶつかってしまうのではないか? ということを懸念してのことです。 この製品は見た目通りかなり小さいので干渉は全くありませんでした。 単なるプレートである以上、トゲトゲ式のものに比べると表面積は狭くなるであろうことと 体積そのものも小さそうに見えたのでどの程度効果があるか疑問だったのですが 十分な実用性がありました。 使用しているSSDはSM960Proで 何も付けない状態ではベンチマーク実行中の温度がS.M.A.R.T.読みで60℃ぐらいに達していたのですが これを装着することで50~52℃程度まで下がりました。 SM960Proはもともと銅箔のシールを貼り付けてありますが それを<<剥がさずに>>銅箔の上から本製品を貼り付けています。 ただし、貼り付けた直後に温度を測った際にはほとんど効果が見られませんでした。 数日経過してから再度測ると明らかに効果がありましたので 熱伝導シートが馴染むまで暇が掛かるのかもしれません。 尚、風を当てないと冷えないから意味が無いと仰る方もいらっしゃいますが そもそもヒートシンクは表面積を増やして外気に触れやすくし、熱を逃しやすくすることと ヒートシンク自身の熱容量をバッファにして 熱が逃げるまでの時間を稼ぐためのものですから 当たり前といえば当たり前です。 (仮に外気が熱を奪ってくれない真空状態で使用するならば 本製品はもちろん、巨大なヒートシンクを持つCPUクーラーですら無意味なものになるでしょう) その上で、本製品は 1.SSDの温度上昇のペースが遅くなった 2.発熱のペースと放熱のペースが釣り合った状態の温度が、何もしない時よりも低くなった 3.その時の温度が実用上の許容範囲に収まった ので、私にとっては十分でした。 もし、本製品を取り付けてもなお3が達成できないのであれば (更に表面積の大きなヒートシンクを取り付ける手もありますが) エアフローを見直した方が良いかもしれません。 唯一不満があった点は、付属のテープの粘着力が