ハイレゾ対応機器が急速に増えてきたようですが、その中でもHD-AMP1は最高スペックのDSD11.2M、PCM384/32bitを誇ります。アンプ内蔵なので、これ1台で最高の音楽をスピーカーから聴くこともできるのが便利です。 このスペックを再生できるソフトとしては、フリーのfoobar2000が最も普及しているようです。AudioGateからのDSDの再生はKORG製品に限られ、HD-AMP1からの再生はできないようです。対応する再生ソフトが更に増えることを期待します。 早速、e-onkyoからDSD5.6およびDSD11.2の音源を買いました。今のところ、音源も少ないので、DSD5.6と11.2の音質の差は明確には判別できません。USBメモリーも安くなっているので、USBに入った形でのハイレゾ音源の販売もありかと思います。因みに、USBメモリーからの再生の場合は、DSD5.6までとなります。DSD5.6のファイルサイズは、7分で600Mになりますので、CD1枚分だと8Gに納まります。ディスプレーが小さいので、USBメモリーからの再生の際の選曲は便利とは言えませんが、PCを起動しなくても再生できる点は便利です。 DSDの音質について、KORG DS-DAC-10とHD-AMP1を比較するのは難しいのですが、前者は「クリアー」、後者は「快適」という表現になります。「快適」というのは、気持ちが落ち着くという意味ですが、音楽本来の目的や効果を最も発揮できる装置ということになります。ハイレゾに目が行きがちですが、HD-AMP1の本来の実力は普通のCD音源を再生したときに判るような気もします。