オフィスPCや一般的な家庭用PCと違い、性能をひたすらに追及する様なコア自作ユーザー向け製品です。 その為、ただ、ただ、巨大。 一般的なPCケースと違いキューブ(四角形)型なのが最大の特徴で、全高こそ他の巨大PCケースに劣りますが横幅は普通のケースの2倍近くあります。 それにより内部が非常に広く、マザーボードが従来の縦ではなく、横に寝かせて設置できるのも本製品ならではの特徴です。(※逆に縦には出来ない) マザボを横に寝かせているのでメンテナンスがやりやすく、CPUクーラーやメモリの脱着などがそのままで楽に出来ます。 一般的なPCケースを使っていると、メンテ時などにPCを横に寝かせてやってると思いますが、その手間がありません。 また、巨大なグラボなどの重さもPCI-Eスロットに直下で掛かる様になるため、最近は無い方が珍しいですがPCI-Eスロットが補強されてないタイプのマザボにも物理的に優しいでしょう。 また、横幅と奥行きが優れている為、天板部に480サイズのラジエーターを2基も搭載可能という、他の巨大ケースでは中々真似が出来ない事も可能です。 熱を水冷で天板部のラジエーターまで持って行って、外に向かってファンで排熱してやれば、熱は上に向かっていく性質があるので極めて合理的です。 その為、本気で水冷PCを極めたい人に特にお勧めです。 ただ、これだけの巨体をもってしても、本格水冷化すると内部がパーツでギッシリとなって窮屈です。 でもこの製品、抜け目がありません。 なんと同じ製品を2段重ねにする機能もあります!(ダルマみたい) 公式サポートではどうやら2段重ねまでの様ですが、3段、4段にもおそらく可能です。(誰もやらないと思いますが・・・) 大きさに不満が出たら2倍にデカくなれるという、マリオもビックリな凄まじい拡張性があり、他製品の追従を許しません。 しかし、ここまで巨大になると、大型冷蔵庫並みの重量になって簡単には移動させられなくなります。 大きなコロコロ台座の上に置いたり、水冷装置部とPC部を上段・下段に別け、脱着可能なフィッティングで水路を構築させるなど工夫すれば移動も可能かと思います。 これだけの事が出来て、お値段も2万以内と言うのも、巨大PCケースとしては安い部類なので更にお勧めです。 デカいデカいと言っても、家電と比べたら小型冷蔵庫ぐらいの大きさなので、万人