イメージしたのは歯医者さんのライト。 あれくらい気軽に必要な時に口元に引き寄せ、不要な時は押し戻せるようなマイクアームでした。 そういう意味では十分な性能で、また頑強さもしっかりしていて☆+2で☆3の評価です。 ではなぜ☆が3しか無いかというと、根本に一切の自由度が無いからです。 うまく説明できませんが、誰か一人にでも伝わればいいと思い思うまま書いておきます。 このスタンドのベースマウントは設置個所に対して垂直にしかアームを差し込めないので、 上に向くように設置せざるを得ない場合、横基準でアームを設置することができません。 逆に言うと、横基準に設置したい場合、横にセットできる場所が必要になります。 たとえば家具のふちなどに設置する場合、横基準、自分に対して直線に設置したいと思った場合、 設置する場所に横で設置するための大きな穴・空間が必要になります。 また縦基準でしか設置できないため、家具の上に置いているものに対して非常に強く干渉します。 私の場合テレビ台に設置する予定ですが、当然テレビの画面に思いっきりアームが入り込むので、 画面を大きく妨害します。 また折り畳み時には設置個所に対して奥にかなり入り込むので、小物入れなどが置いてあると、 当然その小物入れは開けにくくなりますし、環境によってはそもそも小物入れが邪魔になってちゃんと折り畳めなくなるかもしれません。 そのため、別でベースマウントを取り付けるための何かを用意する必要ができてしまうこともあるでしょう。 またマイクマウントも回転はするものの、角度の自由度はなく直線にしかマイクが向いてくれません。 なので少し回り込むようにアームを伸ばしてマイクだけこっち向いて?ということができません。 まずマイクをどう向けたいかを考えた上でベースマウントを設置でき、 しかもアームが干渉しない場所を探すことから始めないといけません。 強度などは一切問題ありませんが、設置したところから自由な角度で配置でき、 またマイクの向きもある程度自由にさえなれば☆5つどころか☆7つの商品です。 いつか改善された製品が出ることを願っています。