α6300に付けっぱなしの常用レンズとして使用しています。 このレンズの最大の価値は、キットレンズより一クラス上の描写性能が、キットレンズ並みに 小型軽量だということです。旅するカメラとして、これは最大の武器になります。 キットレンズの2.5倍~3倍の価格を出す価値があるのか、と問われれば、描写性能と 小型軽量であるということのバランスから、私は十分に価値はあると判断しています。 それに筐体の作りが秀逸で、所有する満足感もあります。 描写性能についてもう少し具体的に書くと、私の個体は、ズーム中間域の絞り開放で若干、 画面右下端部に片ボケの傾向が見られます。しかし気になるのは等倍で確認した場合で、 それも2段絞ればほぼ改善されます。 画面端部以外なら、被写体を中央からはずしても十分に鮮鋭な解像度で、透明感のある高い コントラストが楽しめます。この辺がキットレンズと一線を画す部分で、それがこのサイズで 実現できているというところに、私はこのレンズの価値を見出しています。 三脚でじっくり撮影するタイプの方ではなく、手持ちで気の向くままに撮影するタイプの方に 向いているレンズだと思います。