SSDとしては大容量、1TのポータブルSSDです。サイズは同容量の同社製HDDとほぼ同じ感じ、価格は3倍程度でしょうか。安いHDDであれば1T=5,000円を切る水準でしょうから高いと感じますが、SSDとして破格の安さのようです。 ベンチマークもやってみましたが、ソフトのバージョンや設定で全く違う数字が出たりするのでここでは触れません。体感的にはHDDの1.5〜2倍程度のスピードのようです。当然の事ながら、PC内のHDDとやりとりする場合は遅く、内蔵SSDやRAM等とのやりとりならば早くなります。理論値は物凄く早いようですが、実際の所は、使っているPCの構成などに左右される部分が大きそうなので、あまりこだわらずに、可動部を持たないことによる堅牢性や扱いやすさが長所と割り切った方が良さそうです。 なを、出荷時はNTFS形式でフォーマットされていますので、このままではMacでは使えません。説明書に従ってMac専用フォーマットに変更する必要があります。両方で使える形式もありますから必要に応じて変更しましょう。 注意点としては記憶素子フラッシュメモリーの劣化、寿命の問題かと思われます。技術的には実用上は問題ないレベルになっているようですが、書き込みを繰り返した時の劣化はゼロではないようなので、大事なデータは保存しない方が良いでしょう。動画や音楽ファイルを入れて繰り返し再生すると言う使い方であれば問題は無さそうなので、用途を決めて使うことをお勧めします。