スキーのスクレーパーとして、皆さんのレビューがあるのでコンパス機能は期待せず、このお値段ですから消耗品として幾つか買いました。 使ってみてですが、驚いたことにコンパスとしても欠陥的な問題もありあません。全て当たりだったのか?。サークル内のリングは360度、外側リングはどなた様かの記載の通り軍用単位ということになります。大体このタイプのコンパスはこの目盛がなくてもいいようなものでしょう。ダイヤルは固いが、ゆるいよりはいい。コンパスは磁石ですから2つ並べたら磁場が干渉して2つが正しく磁北を指しません。幾つか買いましたが、いずれも問題なし。実用上このタイプで大切なのはサークル内の線と横の長辺が正しく平行であればいいだけですし、短辺上は中央の目印が明瞭で磁石の中心までのラインが長辺と正しく平行であればいい。この点も問題なし。そもそも地図上の磁北線は地図記載の偏角を大きめの分度器と長い定規で予め引いておくもので、このような携帯コンパスで引くものではありません。さて、ゲレンデスキーであってもホワイトアウトにあえば頭の中に入れた地図と手にしたコンパスと経験上の距離感だけが頼りで、頭の中にはコースの地図、ポケットには携帯コンパスを入れています。どの方向の斜面であるかが分かればいいのです。問題はスキー場のコースガイドは地図の上が北になっていないものが殆どで、多くはピークが上になる見ばのいい鳥観図として描かれて、そこに北の方位記載もないものが最近のスキー場ガイドに多くみられます。コンパスが必要な気象条件では全く役立たないばかりか方向を勘違いしやすい非常に危険なものがあります。それが原因ではないかと思われる遭難事故も多いと思います(遭難事故のあったスキー場のコースガイドを見て思います)。尚、ポケットに入れていれば氷点下の過酷環境ではありません。2月からスキーで使って、その後はいつも使うバックに入れて使っていますが半年して幸いまだ壊れていません。ルーペもこれで十分でしょう。厚みのない薄型ですから、針が上下の蓋に触れないよう水平になるよう両脇をしめて胸元の正中で目標物を先端の目印と磁石の中心を合わせて、磁石の下のラインと磁石を重ねればこのコンパスでも偏角を予め引いた地図上で三点測量がちゃんと出来ます。