最初に注文したものは油漏れがひどく返品しましたが、再度注文したものは油漏れもまったく無く問題ありませんでした。 最初の注文の時は到着時、漏れた油が樹脂製ケースからも漏れダンボール箱に滲みが出来ていました。油が漏れていてもジャッキアップは可能でしたが、荷室のじゅうたんが汚れるようなものは車載しておけないため返品・再注文となりました。油漏れの写真を掲載しておきます。一度ケース内の油を拭き取ってからオイルタンクを上にして2日間車載後の油漏れです。おそらく油圧ピストンのオイルシールの不良でしょう。 再注文前にメーカーのメルテックさんにメールで確認を取りましたが、『正常品ならケース内に油が溜まるほど漏れることはない』と言うことでした。実際、再注文品は1滴の漏れも無い乾燥状態で届きました。 使用は軽自動車のワゴンRで行いました。とりあえず5回ジャッキアップしてタイヤのローテーションをしましたが、車重が1t以下なので、ジャッキ負荷は250~350kgといったところで1tジャッキには余裕で、金属棒の自重だけでジャッキアップしている感覚です。回転式の車載標準ジャッキの辛さは力が要ることではなく、低い位置で両手を使ってかがんだ姿勢を維持すること自体が辛いわけですから、片手で上下にポンピングできる油圧式に変えるだけで十分に楽ができます。 この手の製品(油圧パンタジャッキ または油圧シザースジャッキ)はフロア式ジャッキに比べると割高です。フロアジャッキなら前後の2輪を同時にジャッキアップできるし、より対重量能力が大きい割に安いものが多いです。しかし、フロアジャッキは車載しっぱなしで標準ジャッキと置き換えるには、大きすぎ重すぎます。 パンク時の対応は1輪上げるだけなので軽く収納性の良い回転式の標準ジャッキで充分です。このジャッキは主にタイヤのローテーションと夏冬タイヤの入れ替えで4~5輪ジャッキアップする時に便利な製品ですから、普通に考えればフロアジャッキを購入してガレージに置く方が適しています。ですが都市部で屋根の無い狭い駐車場を借りている人には、家に充分な作業スペースも大きなジャッキの置き場もありませんから、この種のジャッキを選んで車載しておくのが次善策になります。 購入に際しては売れ筋のマサダ製と比較して迷いましたが、使用頻度に対するコストが妥当なのはメルテックのこの商品か旧型の商