本製品「BT-B20」のRX(レシーバー)モードは、Bluetoothオーディオ通信における、ノイズゲートに関する問題を解決できるレシーバーとして、非常に優秀です。 私は、コーデック「apt-x Low latency」での低遅延Bluetoothオーディオ通信を実現するべく、 レシーバーとしては本製品を購入、トランスミッターとしては幾つかの他社製品を用意しました。 私の所有するapt-x Low latency対応トランスミッターは、いずれもCSR8675チップを採用しており、 また、いずれも一定音量以下の音声を無音化するノイズゲートを搭載しています。 そして、このノイズゲートの働きにより、 映画の背景効果音の一部(小さく鳴らされるセミの鳴き声など)がノイズ扱いで無音化されてしまうという問題が生じていました。 このノイズゲート問題は、トランスミッターを有線接続する機器(TVやオーディオ機器など)の音量を十分に大きく設定することで回避可能ですが、 大音量となると、必然的に、耳への負担が大きくなります。 そこで、本製品「BT-B20」の出番です。 本製品は、コーデック「apt-x Low latency」に対応したレシーバーであるのみならず、 本体側面の「曲戻しボタン」を長押しすることで、“受信する音声の音量を絞る”ことができる製品。 トランスミッターの側では背景効果音がノイズゲートを突破可能となる大きめの音量の音声を送信し、 レシーバーたる本製品の側では受信音声を耳の負担にならない音量まで絞る。 この使用方法により、Bluetoothオーディオ通信における、ノイズゲートに関する問題を解決できました。 ちなみに、本製品は、TX(トランスミッター)モードにすることで高音質・中遅延コーデック「apt-x HD」に対応したトランスミッターとしても使用可能です。動画ではなく、音楽を鑑賞するならば遅延は殆ど問題にならないので「apt-x HD」はありがたい筈。 私は本製品を2台所持していますが、トランスミッターとレシーバーとに本製品を1台ずつ採用した場合、通信に用いられるコーデックは「apt-x HD」になることを確認できました。 また、私は試してはいませんが、TXモードの本製品に対して、レシーバーとして“apt-x Low latencyに対応し、かつapt-x