海外ヘッドホンメーカーが生み出した空前の重低音ブームからはや幾年、ハイレゾの流行で『細かくきれいな音』が主流になってきている2017年の昨今ですが、当時芽生えた『Mpow』というブランドは未だ健在なのです。 作りはやや安っぽいところがありつつシンプルな構造で、ポータブル性が高いだけでなく、少しラフな使い方も出来ちゃいそうな親しみやすさがあります。 肝心の音質は、そのガツンと来るブ厚い重低音。 楽曲のリズムを最大限に楽しく伝えてくれる音像は、一過性のブームに囚われない低音の魅力をしっかりと感じさせてくれます。 決して荒くないながら、中高音域は埋もれがちなところもありますが、このヘッドホンの本質はそういったところでは決して無く、かつての力強い低音に憧れていたあの頃を思い起こさせる、そんなノスタルジックな魅力のある1本です。 注目度 ☆☆☆☆ 高 域 ☆☆☆☆ 中 域 ☆☆☆☆☆ 低 域 ☆☆☆☆☆ 解像度 ☆☆☆☆☆ 遮音性 ☆☆☆☆ 装着感 ☆☆☆☆☆