皮膚科医から勧められての購入でしたが、結論から言うと、使った翌日に顔中が腫れ、酷いところは爛れました。 なので、抗ヒスタミン剤を飲んで、冷水で一時間ほど顔を冷やすなどして、いくらか腫れを引かせることはできましたが、完全に腫れが収まるには二日ほどかかりました。 この事態を招いた原因は、ひとえに、肌に効く=肌に優しい=沢山使っても平気、という誤認です。 この製品は、悪さをする原因菌を殺すだけでなく、肌の常在菌もまとめて殺すくらい強い成分が入っているため、例えば、肌の弱い人が、泡立てた上で丹念に洗浄なんぞすると、とんでもない肌荒れを引き起こします。 というのも、肌が弱い人=肌の菌のバランスが悪い人、なので、ダメージコントロールができないからです。 ただでさえ弱い肌が、強力な殺菌成分をもった薬液で数分も肌をこねくり回されれば、それはボロボロのボロになるというものです。ですので、化粧や洗顔のクレンジングみたく、入念に時間をかけての使用は、肌にダメージになるだけです。使用する場合、サクッと短時間で終わらせるのが良いでしょう。 また、保湿成分のグリセリンが入っているので油断しそうになりますが、使用後は必ず、別途保湿しましょう。 心配な方は、抗ヒスタミン剤や外用薬、ムヒ等のかゆみ止め、アイスノンなどを用意したほうがいいです。 また、使用後に、自分みたく手荒れ(汗疱)を引き起こす場合もありますので、本製品の洗浄力から指先手のひらを保護するために、使い捨てのゴム手袋などもあったほうがよいかもしれません。 とはいえ、脂漏性湿疹を根本的に治療するのであれば、本製品に頼り切りになるだけでなく、皮脂を調整するビタミンB2・B6もよくとり、睡眠を取れるように生活習慣も改善しつつ、ストレス溜めない生活を心がけないといけませんね。 ■追記、米国で使用禁止された抗菌成分「トリクロサン」について 調べたところ、本製品については、トリクロサンが含まれていたものは、既に販売が終了しているようです。 ただし、旧製品には普通に含まれており、ショップの売れ行き状況次第では、まだ在庫を抱えている可能性があります。 届いた際は、成分をよく確認されたほうがよいでしょう。