印象的なヘッドのインレイは桜の花びらのデザインです。パール貝がほんのりと桜色に染められ、艷やかなピアノブラックの突き板に映えた佇まいがなんとも美しい。ゴールドパーツのペグとオレンジのボタンもゴージャスです。ヘッドの造形だけでも所有欲を満足させてくれます。梱包もキレイな化粧箱をピッタリとしたダンボールに詰めた状態で届きます。安心 トップ材はマホガニー単板(2.2mm)、サイド＆バックはHPL材(1.3mm)。この組み合わせの効能でしょうか、円やかなマホ材のトーンのままヌケ感が加わった感じの出音です。オールマホ材の器材と目隠しで聴き比べたとしても、ふくよかさの強弱がありはすれど、新素材が使われていることを言い当てるのは難しいと思います。自然な良い音色だなと感じます。 試奏動画を掲載しておきますのでご参考まで。 なおこのX2Mは少々ネック側が重くヘッド落ちしますので、両腕で抱えたままの演奏はそこそこ大変です。付属のストラップの使用をお薦めします。 ※この器材は、ウクレレ裏街道チャンネル　ウクレレ探訪50で取り上げた器材です。詳しくはYouTubeで「ウクレレ探訪 50」と検索してみてください

今まで知らなかった楽器メーカーですが、今回購入してみて良いメーカーだと確信できました。音はクリアー系です。自分は音質よりも弾きやすさを重視するので、弦高を極力低く設定しますが、ビビらず音もへたリもなく良かったです。（そのままでも１２フレットで３mm弱の高さですから問題はないですが、、、）指板も黒くて黒檀もどきの色は高級感があって良いです。とにかくこの値段でこれくらいの仕上がりと精度の物ができるのは今のうちだけかも知れませんね。昔の日本製ギターが材質と精度が良いとか言って見直されたりしてますが、現在の中国製もその実質的価格は日本製の二倍以上の物と変わらないのではないだろうかと考えさせられます。本当はバリトンウクレレをenya製でも探したけどなかったので残念ながら諦めました。星一つ足りないのは付属カポタストが幅が狭すぎて使い物にはならなくて、そこまで目が行き届くまで頑張ってもらうために期待値を残しました。安くても本物を目指すメーカーになってもらいたいと思います。