とっても便利そうなこの電源は、リポ電池が入っていて最大250Wまでの電力を取り出せます。 電池の総容量は3.7Vで60000mAHだから、1時間なら222000mWHであり、222Wの負荷なら1時間持つということ(実際にはインバータの効率があるから0.9倍程度かな) 出力はUSB-5Vと約12V、AC100vの3系統です。 USBは最大出力で取り出していませんが、DC/DCコンバータ制御ですからおそらく安定しているでしょう。また、AC100もインバータ制御ですからまぁまぁそれなりのモノでしょう。 でも、近くでAMラジオ聞くにはノイズが凄くて弱電界エリアでは聞こえなくなります。 12V出力がなにやら怪しい定格表示(9~12.6/6A)だったので負荷特性をしらべてみました。? その他気になるのはこの12V出力で、コネクタはACアダプタによく使われる標準プラグをそのまま使ってます。汎用性を考えるとしかたがないですけどね・・ これだと、出力コネクタに金属片など接触させたら即短絡でどうなってしまうのか・・・ 使わない時は、テープをはって触れないようにしておくのが良いでしょう。 電源OFFの時USBの5VはOFFですが、この12だけはいつでも出力でてきます。 12V出力については、負荷特性からしてもしかするとリポ電池の端子出力がそのまま出ているかもしれないので要注意ですね。 実際に電子負荷をつないで12V出力で0~5Aで特性を計ってみました。 画像のように無負荷では12V以上ですが、5Aの負荷時は11V以下になります。 それでもこの大きさ、この容量、この価格であれば充分満足です。 心配なのは取扱方法で正常な電池でも発火の心配が全くないと言い切れないことでしょうか。 回路故障でも過充電、高温下での使用(過負荷の発熱も含めて)、落下による衝撃・・・、保護回路があっても油断(取扱の注意を無視したようなデタラメな使い方)は禁物です。