音色の豊富さ、カスタマイズの自由度など、大方想像できることはできます。 使いこなせれば大きな武器になります。 ディスプレイが大きく見やすいのもいいです。 ただし、慣れが必要です。 一つ目は奏法です。 減衰系(ギター、ピアノ等)はいいですが、持続系(管弦、オルガン等)の音は 立ち上がりと終わりがギターと全く違いますから、意図する音を奏でようと思ったら 似たような楽器を新たに習得するくらいの気持ちで臨んでちょうどいいです。 あるいは、その音色楽器のアレンジが既に出来ているとしたら、 場合によっては譜面の一部を変更した方がいいかもしれません。 二つ目は音色です。 エレキやアコギと比べて音が丸いので、少し際立つように調整が必要です。 エレキやアコギは、ノイズも含めてけっこう高音成分がありますが、 整えられたシンセ音はそうではないので、前者に比べるとアンサンブルで目立ちません。 単に音量を上げるだけだと、もともと入っている低音成分も上がってしまうので、 ベースなどとぶつからないようにイコライジングしておく必要があります。 (各音色の高音/低音がどの程度か事前によく聴いておく必要があります。) ギターアンプにつないで鳴らすとこれらの傾向は顕著になりますので、 それを加味していコライジングするか、あるいはPAに直つなぎするのがいいかと思います。 スタジオとステージでは環境が全く異なりますので、 リハで確認して調整する時間も、少し長く取っておいた方がいいでしょう。 それから、初期設定は必要です。 Rolandの外付けピックアップか、Godinギターの内蔵ピックアップなど、 つなぐそれぞれのギターごとに、感度調整が必要です。(ギターごとに設定保存できます) もちろん買ってすぐつないで音は出ますが、初期設定はかなり音がデカイです。 私はGodinのFreewayですが、初期設定100%に対して、調整後は25%程度です。全然違いますよね。 音色によっては軽く触れただけでデカイ音が出ます。 ということは、左指で弦を離した瞬間にも(プリングオフではないのに)デカイ音が出るということです。 弦に触れませんね(笑) チョーキングなどもちゃんとできます。 逆に言えば、押弦すればわずかにピッチが上がります。 ギターの音はそれでいいですが、管弦やオルガン等では変な音になりますので、