買って間もなく全体的に否定的なレビューを書いていましたが、使っているうちに良さが分かったのでレビューを更新します。 ケースの見た目について。全体が白で統一されていて、電源ON時には正面下部が白色LEDで光ります。スリープ時には点滅を繰り返しますが、寝室に設置すると結構まぶしいかもしれません。HDDのアクセスランプ等はありません。徹底的にシンプルにできています。ガラスパネルは高級感があり、鑑賞して満足のいく見た目になっています。ガラスには保護フィルムが貼ってありますが、剥がすとピッカピカです。ガラスの透明度は薄っすらと黒みがかった感じで、完全な透明ではありません。 拡張性について。DVD等のディスクドライブは取り付けられません。HDDは2台まで。本体内部は上下に領域が分かれており、上側にマザーボード、下側に電源とHDDが入ります。電源とHDDの距離が近いため、電源ユニットがケーブル取り外し可能なタイプの場合、そのままではケーブルの付け外しができません。また、ガラスパネルの取り外しには六角レンチ(付属品)が必要です。容易に分解ができないため、掃除が大変かもしれません。これは見た目を重視したゆえのトレードオフでしょう。 排気について。付属のケースファンは正面と上面が吸気、背面が排気です。本体内部は上下に分かれていますが、電源ユニットの真上は鉄板がメッシュになっています。したがって、グラフィックボードの排気熱を電源が吸い込む形になり、電源が可哀そうなことになります。稼働中にケース背面に手をかざすと、電源から温風が吹き出していました。グラフィックボードを水冷にするか、「Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB」のような必要な時以外はファンが回らないタイプの電源を使うとよいかもしれません。 音について。マザーボードがファンの回転速度を自動制御しており、通常時は1030RPMほどで回転していますが、ケース付属のファンは非常に静かです。フル稼働させたときは結構な音が鳴りますが、これはどのファンでも変わらないでしょう。ほかの音は組み込むシステムによりけりなのでレビュー不可です。 付属品について。マニュアルですが、全く役に立ちません。どのネジがどこに取り付けるものなのか、一対一の対応表すらありません。これはいただけない。本体上部に取り付けるマグネット式