電子制御プレヤーでは針圧が設定値どおり正しく制御しているかは実測するしかありません、 本品をマニアル(ウエイト回転目盛り)アームで検査するとピタリと一致、 電子制御アームではやはり設定値にズレがあり校正しました。 マニアルアームでは不要ですが往年の電子制御アーム機のオーナーには必需品です。 写真だけで見ると測定皿の位置が変に思えますが、 本品をターンテーブルに置いた時に測定皿がほぼレコード盤面となるよう考えられた測定器です。 5.0gの校正用分銅が付属ており何時でも簡単に表示値の校正ができ今後の長期間の使用も安心です。 購入して間もなく1年になります、測定台が水平でなく表示器側が低く端が高く斜めになっていることが 何で水平でないのと購入当初から気になっていたのですが、 恥ずかしながら最近気付いたのですがこの測定台の斜めに凄い技が仕込まれていました。 電子制御アームなど一部のアームではで針圧設定と同時にインサイドフォースキャンセラーも自動で掛かり インサイドキャンセラーのみを0にできないアームがあります。このインサイドを0にできないアームの場合 測定台が水平だと測定台上で針先が外周方向に逃げます。 でも斜め測定台の本機をターテーブルの直径方向に置けば測定台は外周方向に高くなりインサイドフォースの 掛かった針圧も針先が外周方向に逃げることなく計れます(写真1と2)。 (横滑りを止めなおかつ針圧表示にインサイドフォース圧分の誤差を生じさせない絶妙の傾斜角です) インサイドドフォースを0にできるアームの場合は本機をターンテーブルの接線方向に置けば良いです(写真3)。 簡単なアナログ的な発想ですがアナログプレーヤーを知った者しか作れない凄い技です。