ちょっとしたコツがいるがキットの時計バンドから外して、素早く自転車に取り付けることができる。ケイデンス・GPSでの距離測定(道路走行時)・ホイールの回転による距離測定(屋内での3本ローラー上走行時)もオプションがあればできるようになる(910XTの機能)。ただし安価なハンドルバーマウントブラケットでも、自転車への取り付けは更に簡単に行える。 910XT本体にはその下側のバンド(金具の無い方)の取り付け部の出っ張っている特徴的な形状から、純正の時計バンドしか付けることができない。このキットで特筆すべきなのは、19mm幅の一般品が使えるようになり、次回切れた場合に経済的にバンド交換が行える点である。当然、純正品ベルトも910XTの時計本体用では幅も形状も合わないため、このキット用のものでないと取り付けることはできない(そのようなものが別売りで存在するかは未確認)。一般品が使えるという点で、付け替えの行わないランナーの場合も、多少かさばるがこのキットを使うメリットはある。 もとのバンドを外すために、写真のように付属のドライバーにゴムチューブを巻きつけて、持ちやすくして作業した。左側の太いほうのドライバーでピンの固定ネジ側を押さえ、右側の細い方でネジを回した。数年間の使用で、固着していたようでそのままでは力が入りにくく、ネジ山をナメそうになったため。新しいネジには固着防止のグリスを塗布して締めた。