パソコンで曲作りをするときにVSTで連携できます
パソコン制作との連携するタイプのシンセサイザーです。
すでに、MOXからのマイナーチェンジを含めてそろそろモデルチェンジが来ると思いますが
パソコンにVSTとして接続してDAW(Cubaseなど)から呼び出すモデルは最後になるかもしれません。
現在のmontageのヤマハのフラグシップモデルは、ライブパフォーマンス用としてのシンセサイザーに変貌しており
エントリーモデルのMXも、VSTとして連携する機能は持ってません。
後継のMOXFがどのようなものになるかは分かりませんが、発売されてるヤマハのシンセサイザーでは
このモデルがパソコンとVST(音源)として連携する唯一のタイプとなります。
※montageはパソコンにデーターを送り込んだり、montage本体へパソコンからデータを送信することは可能です。(一括・リアルタイム共に)
発売から4年経ってモデル末期かなと思いつつも結局moXF6を購入しました。巷のレビューではあまり書かれていない「楽器としての観点」から長所短所を3つずつ報告します。
<○長所1:演奏性の高いセミウェイテッド鍵盤>
FS鍵盤ほどスコンと深くはありませんがトントンと明確なストロークで、強弱の表現も大変しやすく、長時間の練習でも弾き疲れしづらいです。黒鍵の表面がややマットなためか指がスッと乗り、また根元側(奥)でも先端側でも反応がばらつかないので、黒鍵が多いパッセージや速いコードワークも安定した自然なタッチで弾けます。この価格帯としては大変貴重な「楽器として合格点の鍵盤」です。
<○長所2:地味に高機能なシンセサイジング>
「motif XFと同じエンジン」がウリです(ただし「同じ音」は出ません。詳細後述)が、波形が同じというだけでなく、凝った音作りのできる豊富なパラメターと広い可変範囲も備わっています。操作ロジックや階層はシンセの基本を知っている人ならマニュアル不要なくらい分かりやすいですし、PCやソフトシンセに慣れた方にはサウンドエディターもあり、探究心を満たす地味に高機能なシンセサイザーです。
<○長所3:音圧不足を実運用で補う設計>
この機種は12Vアダプター電源で動作するので、100V駆動のハイパワーDAコンバータ内蔵のハードシンセとの間には越えられない壁があって「motif XFと同じ音色」でも音圧は全く違い、DTMでは問題なくとも現場ではパワー不足なことがあります。そんな時はパネル左側下段の4つのツマミ、デフォルトスタンバイ状態のパラEQを使えば(安直ですが)音色ごとに数秒で即席ガツン化できます。元々の不利を簡易な代替手段で補う実戦的な設計と思います。
<×短所1:アフタータッチなし>
競合他社の同クラス機種もみなアフタータッチはありませんが、本機はイニシャルタッチの感触がとてもいいので、つい指が勝手に表現力を求めてFS鍵盤の上級機のように押し込んでしまうのです。両手がふさがっていても指の力だけでフィルターを開いたりビブラートをかけたりできるアフタータッチは個人的にはやはりほしかったです。
<×短所2:コストダウンしすぎのホイール>
モジュレーションとピッチベンドの両ホイールは面取りされておらず、エッジはちょっとぶつけただけで傷ついてささくれ立って
アマチュアバンドをやっているのですが、一台で複数の音を同時に出したり、でも音作りも少しはこだわりたい、打ち込みもしたい。サンプラーのように使いたい。みたいにあれこれをやりたい人にはとてもぴったりだと思います。
YAMAHAのいいところはあらかじめ入っている音がすごく多いところ。なので、作らなくても大体欲しいような音色があります。(そこから加工もできます)
あと、このマシンは同時発音の音を細かく設定できるので、(音の境目を好きなところにできるのは以外とありそうで他のメーカーのはそうでもなかったので)それは本当によかったです。
あと、付属でついているCubaseも結構使いやすいソフトでした。前、似たようなソフトをやっぱり別のマシンを購入したときついてきたのですが、それよりずっと使いやすかったです。なので、曲作りにも最適でした。
MOXF6は重さも軽いし、とりあえずは申し分ないです。
制作はCubase7を使用していますが打ち込み用にMOXF6を購入しました。
ずっとKX61を使ってきて特に不満もなかったのですが、仮オケ制作の効率化と
マンネリ打破の為にアルペジエーターが豊富に搭載されているこの機種を選びました。
コントローラのCubaseとの親和性も良く、キーボードでCubaseの操作を頻繁に行う方には
扱いやすい機種だと思います。
音源はMOTIF XFより流用されているだけの事はあり音質・音圧も十分です。
普段はソフトシンセをメインで使っていましたが、MOXFの音源も使ってみたくなります。
単体で使うも良し、MIDIキーボードとしても隙のない機種と言えるでしょう。
アルペジエーターはヤマハらしく約8千種類もあり、音楽を始めたばかりの方はもちろん
音楽経験が豊富にある方でも楽しんで制作に没頭できると思います。
同時発音数も128と十分にあり、ほとんどのジャンルにおいてパワー不足を感じることはないでしょう。
これで足りなければDAWを使えば済む話ではありますが・・・
ライブでピアノ代りに使うのであればMOXF8の方が良いかもしれません。
制作メインでの使用を想定するなら61鍵で十分だと思います。
今ならMOX6も安く販売されておりますので、機能的にはやや劣りますがそちらの方も
合わせて検討されると良いでしょう。
YouTubeで紹介動画がありますので、そちらも参考にされると良いかと。
以前にMOX6のレビューをさせて頂きました。
http://www.amazon.co.jp/review/R3URXP2VE4CMOL/ref=cm_cr_pr_perm?ie=UTF8&ASIN=B004WVG1EW&linkCode=&nodeID=&tag=
MOX6を愛用していましたが、そろそろワンランク上の旗艦機”MOTIF XF6”を・・・と中古や出物を探していたところ、このMOXF6の11/20発売を知り、予約注文しました。
MOTIFはやはり大き過ぎるし、安い中古だとあまり程度が良くないし...
到着してから並べてみたところ、やはり筐体はほぼ同じ(笑)
再度のパーツがシルバーから落ち着いたワインレッドに、右側のPerformance Creatorよりも右・下のボタン類が白っぽくなりました。
正直、MOX6からの買い替えでは外観上変更点のテンションUP率は低めです...
でも、肝心の中身は念願のXF音源!!
ほぼ同環境でMOX6、MOXF6を繋いで鳴らしてたところ、どちらにも入っている音源はやはり同じ。
”音質”面では変更が無いようです。
MOXF6で追加された音はやはり新鮮でどれも使い勝手の良い音色が多い印象。
特に良かったのは、パフォーマンスモードの内容が一新され、すぐに使えそうなパフォーマンスが大幅に増えました。
MOXはダンス系に力を入れていた印象ですが、今回のMOXF6はJAZZが全体的に良く感じました。
JAZZを演奏した事は有りませんが、使えそうなフレーズを幾つか用意しておくと、ベタなコード進行で何時間でも遊べそうです(笑)
従来のMOXユーザーからすると、説明書を見る必要も無く、すぐに使えるというところはメリット大。
更に深く、面白く進化したMOXFは、YAMAHAファン、これからシンセを始めたい人、いろんな楽器を扱いたい人、1台でなんでもした人にはオススメでは無いでしょうか?
まだ届いて2日目なので、また気付く事が有れば追記したいと思います。