タイトル通り、このグラボはメモリーにGDDR5ではなく、DDR4を採用しています。 何か違うかと言うと、メモリー帯域が1/4になり、それに連れて性能も他のGDDR5を採用したバージョンの大体50%になっています。 GT1030は元々性能がかなり低く、、ベンチマークで言うと、FFXIV 紅蓮のリベレーターの1080p最高品質の場合、GDDR5版が3600点前後、こちらのDDR4版が1700点前後です。この結果もともとかろうじて軽めや古いゲームを動かせるくらいの性能が、全くゲームができない性能に下がってしまいました。4Kモニターでの動画再生もカクカクになります。 これが1万2千円もすることを考慮すれば、全く値段と釣り合えません。ゲームがしたいならせめてGDDR5版にすべきであるし、ゲームを全くしないなら、3千円台で購入できるGT710で十分こと足ります。しかもGT710でも4K出力、デュアルモニターといった機能は十分実現できます。 GT710の3〜4倍の価格で、GT710より50%の性能アップに留まっていて、このDDR4版GT1030は全く立ち位置がわからない製品です。 しかもGT710がPCIe 16x対応なのに対して、こちらはPCIe 4x対応です。2013年以降のPCIe 3.0対応のマザボならともかく、2012年以前の古いPCの場合、PCIe 2.0または1.1の4xでの接続となり、さらに帯域不足の足枷が加わります。 このDDR4版GT1030は玄人志向だけでなく、MSIやGIGABYTEからも出ています。GDDR5版とは違い、型番に「D4」がついています。このGT1030 を買うぶ際は、GDDR5版のもののみをチョイスすることを強くおすすめします。