片チャンネルからの出力不良で1台返品・交換請求を行っている。この辺が中華製たる所以だろう。長期信頼性がどの程度かは未知数といった所。正常動品につてはノイズやガリなく問題ない。音質についてはTA2020使用のSMSL SA-36より良いと思う(というかかなり気に入っている)。なので、敢えて”交換”という対応を取った。低音が出ないというレビューが在ったホントか? マルチアンプでFF105WKで使っても低音が出ないという印象は無かったし、高効率のAltec A7のユニットではSMSL-SA36(専用安定化電源で使用)やここでも高レビューのQ9に比べても厚みのある低音が出る。これまで中華製アンプは数種類使ってきたが、これが一番気に入っている。分解能の悪いシステムでは厚みのある中域はダンゴ状に聞こえるのかもしれないが、高効率の再生システムでは所謂”カマボコ”感は少なく非常に好ましい。 現在は外付けのノイズフィルター+付属ACアダプターで聴いているが、24V専用の安定化電源に代えるとどうなるのか? 非常に期待している。 このアンプに対する評価は、初期不良の有無と音質のどちらに重きを置くのか? だろうか。長期安定性を考えなければ、初期不良については交換可能なので、さほど問題視はしていない(やや面倒ではあるが)。