パソコンで使うために購入しました。音楽再生、映画やアニメ鑑賞、ゲーム等使用目的は多めです。 筐体はかなり大きいですが、デザインは非常に洗練されていてかなりカッコいいです。 また背面の接続が非常にやりやすく、ユーザーインターフェースも直感的でユーザービリティの面においてデノンのアンプは優れていると言えます。 初期設定に関してですが、オーディシーの自動音場補正がついています。さらにデノンのアンプにはマイクスタンドが付属していて計測しやすくなっています。このような付属品は他のAVアンプではあまり聞いたことが無いです。 デノンはユーザー目線に立った親切な設計が売りなのかな?こういう所は好感が持てて良いですね。 このようにユーザービリティは良いのですが、エントリークラスであるこの機種の自動音場補正はあまり優れているとは言えません。 自動音場補正で有名なパイオニアのMCACCpro等と比べると補正能力は低いと考えて良いでしょう。一度計測したら、後は昔のように手動で調整しましょう。 次に音質についてです。 私個人の意見としてはアンプによる音質の差というものはほぼない、もしくは無視して良い程度と考えています。 超高級スピーカー等を粗悪なアンプで駆動するのは流石に苦しいと思いますが、一般的なスピーカーとアンプの組み合わせなら差はないと思います。 所謂中華アンプと聞き比べをしても私には差は分かりません。逆に言うとAVアンプを選ぶときに音質の項目は重要にはならないという事です。 私が音の部分で重要視するのは対応している音響方式と音場プログラムです。 つまりこのAVR-X1200Wを評価するときに重要なのは最廉価でドルビーアトモスに対応しているという点で、そのドルビーアトモスが優れていればこの機種を選ぶ重要なポイントになります。 実際に聞いてみた結果は……フロントハイト構成ではよくわかんない!(なんじゃそら) 数日かけて調整を追い込んでみたのですが、天井方向から音がする感覚はまったくありません。 自分の調整が失敗したのかと疑いオーディシーの測定結果を一切弄らず試してみましたが、自分で調整したパラメーター以下でした。 音場の違和感は全くなく、それに関しては素晴らしいのですが1mほど音場空間が上に伸びたかな、程度です。 この手ごたえだと恐らくイネーブルドスピーカーでも同じでしょう