これまでにも、主に動画撮影を行うために高倍率のデジカメを愛用してきました。キャノンのSX50HS(光学50倍)やパナソニックのDC-FZ85(光学60倍)などです。 本機P1000は、光学ズーム125倍という事で、一気に倍以上の倍率と、待望の外部マイク端子装備しての登場だったので飛び付きました。 カメラの購入については、発売後しばらく様子見をし、評価が出揃い、値段がこなれてきた辺りで購入するのを常としてきましたが、この機種に限っては、初めて予約での購入に至りました。それだけ、このカメラに寄せる期待は大きかったという事なのです。が、実際に使用してみると、少々思いが変わってきました。 最大のネックはその大きさです。 YouTubeなどで海外の動画を見て、本機が大きいという事は大体理解していたつもりでしたが、実際に目の当りにしたら、予想を上回る大きさで、一瞬、絶句しました。 高倍率ズームのカメラは、何かと重宝しており、普段使いにしてきましたが、本機の大きさは、そうした『気軽に持ち出す』という気持ちを萎えさせるに十分な巨漢ぶりを発揮していると思います。見た目の印象通りに重いですし。 次に、125倍ズームについてですが、その動作感は、これまで使用して来たものよりスムーズで、好感触を得ることが出来ました。しかし、やはり125倍ともなると、三脚に乗せていたとしても、ズームレバーを触る指から体のブレや揺れが伝わってしまい、少なからずブレます。 とは言え、この点については、本体から手を離せば揺れは収まりますので、スチルをメインで使用される方にとっては、大きな問題とはなり得ない事でしょう。 待望の外部マイク端子については、動画も撮れるカメラでありながら、各メーカーの高倍率ズーム製品にこれが無いのが当たり前のような状況だったことに驚きです。 屋外での撮影時に、風が少しでも吹いていたら、内臓マイクは風に吹かれ、ボボボという大変聞き苦しい音声の動画になってしまいます。この点が改善されたことについては、本当によくやってくれたと感謝の念すら湧いてきます。 しかし、それでも気になったのは、FHDで動画を撮影する際、構図を決めて録画開始ボタンを押した瞬間、画角が狭くなって録画が開始されてしまう点です。これには閉口しました。構図を決めた時には画面の端っこに映っていたハズのものが、撮影開始と同