15フリームスと比べて大幅に軽量化しており、ライトゲームに使用した際のタックルバランスはグッとよくなった。それでいてドラグ耐力も上がっているし、カタログスペック上の変化だけでなく、実際に巻いてみてマグシールドのザラザラ感が大分減っていたのは高ポイントだった。また、実釣では取り込み時などに地面に置いてスプールのエッジを傷付けてしまうことがあり、そのままにするとラインにダメージを与えてしまうが、LC-ABSではスプールエッジが2段になり、キャスト時も含めて外側のエッジに触れなくなったのは嬉しい改良だった。ということで、ラインローラーだけベアリングに替えて、LTコンセプトによる改良に満足して使用していたのだが、年が明けて新製品の19セルテートのページをみると、同じ重量ながら、このフリームスは最強のセルテと対極にあり、レブロスやジョイナスよりもグッと弱く、ダイワの汎用リールの中で最弱(タフさで最低)という位置付けになっている。LTのTはタフの意味じゃなかったのか?確かに、他の型番では弱いという評価も上がっているが、LTコンセプトでの最初のラインナップの一つであるにも関わらず、裏切られた気分。この型番はライトゲームに使用しているのでそれほど負荷がかかる状況にはなく、半年程使用した限りでは特に問題は出ていないが、信頼性に疑問符が付いた格好で残念。