・本来の製品使用用途と異なりますが私の購入目的はスピーカー・ウーハーエッジ部分の軟化処理に使うためです。 ご多分に漏れず,我が家のダイヤトーンスピーカー(約30年選手)はウーハーエッジ部分がコチコチに硬化し、そのせいか今では妙に聴き疲れのする甲高い音に感じます。エッジの軟化方法は先人達の試行錯誤(除光液、ライター燃料、シンナー、ポリメイト等の使用)のおかげで、ブレーキフルードが良さそうと判り今回チャレンジしてみました。 ・作業としてウーハーユニットをエンクロージャから外し、エッジの内側にフルードを塗布するのがベストの様ですが、今回は取り外しせず(取り外しに関わるリスクを回避)また、スピーカーを寝かさず(重量が30kg超で且つ作業場所確保困難)立てたままで多少無理な姿勢で刷毛塗りで塗布を行いました。従ってエッジ内側への塗布で無いため作業により生ずる内側の軟化したダンパー材を除去する事は諦めました。 ・用意したのはブレーキフルードの外に①小分け用の皿②刷毛(普通の豚毛)③老眼対策のハズキルーペ④手元を照らす懐中電灯⑤ウエス・綿棒です。 ・ブレーキフルードは低粘度なので少量を刷毛に付けウーハーエッジの凸部頂点を中心に薄く塗りました。塗る部分は欲張らずに最小面積に限定し、液が垂れ無い様に注意しました。毎回、塗布作業の最後にエッジ外周を綿棒で拭き取るようにし余分な液を取りました。 塗布作業は7日間(最初の3日は2回/日、残りは1回/日)行い、3日目あたりでかなり柔らかくなります(室温は10~15℃)。しかしこの時点での触感はエッジの柔らかさにバラツキがあり部分的に塊感を感じました。作業開始から10日過ぎにバラツキ無く柔らかくなりました。またエッジ表面に濡れ感も無くなりました(エッジ内部に拡散した?)。※添付した、刷毛でエッジを押している写真は塗布開始から7日後の状態です。 ・再生音を聞くと少々ボンつくような低音が盛大に出てくるようになりました。これがこのスピーカー本来の音か不明ですが「聴き疲れ感」は低減しました。 ・結論としてはリスクが少ない方法で且つ目論んだウーハーエッジ部分の軟化効果もほぼ完璧に得られたので大変満足しています。あとは経時でとう変化するか見守りたいと思います。 <追記> この製品の容量は少量ですが今回の作業程度では大半が余ってしまいます。エッ