他の方のレビューを見ると少し不安になりましたが,実際は十分な品質です。 まず,生地はレザー「風」なので裏地がかなり安っぽいです。ナイロンっぽい化学繊維の糸で編まれており,裏地同士がこすれるとカサカサ音がします。 (ビジネスバックなどのナイロンバンドをこすった感じに近い) しかし私が使っている限りでは裏地が激しくこすれるようなことはないので,音が気になることはありません。 (生地のたるみ方やチェンジレバーの形状,車内の静粛性によっても変わるかもしれません) 肝心の見える部分のデザインとしては, ・薄いレザー風生地は近くで見たり触ったりするとすぐわかる ・縫合の都合か,ステッチの1つが他の3つと比べ狭い ・リングがシルバーの鏡面で多少目障り ・梱包時についている生地の折り目が取れにくい このあたりが妥協しなければならないポイントだと思います。 リングは紙ヤスリをかけるなりマットブラック塗装をするなり元々使っていたものを流用するなりで対応できますが,他の2つはどうしようもないです。 (一応ステッチを作り直すこともできますが……) ただ,少なくともラバー製からこちらに変えて後悔するようなことは無いと思います。一方で,傷んだ革製などから替える場合は,レザー「風」生地がどういうものかよく検討してみたほうが良いでしょう。 ちなみに私が取り付けの際に行った加工は, 1.純正ラバーブーツにかぶせてカットするサイズを決める(各辺+1cmくらいにしておく) 2.純正ラバーブーツのジャバラ部分をカットし,土台だけにする 3.ラバーブーツの土台に両面テープで本品を貼り付ける(生地が余ってシワになるときは,縫い目の部分に均等分散させる) 4.はみ出た生地の切り取りや,糸の端を接着剤で補強するなどの仕上げを行う という程度のものです。 ラバーブーツより下までリングを落とさないと,シフトチェンジの際に生地が引っ張られ抜けてしまったので,純正リングの流用はできませんでした。ただし生地が硬めで自立するので,レバー側に新たなストッパーを加工をする必要はありませんでした。(付属のリングは経が大きめで,何もしなくてもストッパーを通り抜けました) レバーの金属部分を露出させたくない場合は生地を長めにカットしてたるみ部分を多くする必要がありますが,そうするとラバーの土台に貼り付けたときのシワが