最近デスクワークをしながら、ヤマハのYHD-1というヘッドホンと、ソニーのWM-DX100と言うカセットウォークマンを使って、昔録音したカセットテープを聴き始めました。Dolby Cを使ったメタルテープを聴くと、ヒスノイズも全くと言って良い程気になりません。改めてカセットテープの素晴らしさを再認識しています。 ところが、この当時のウォークマン内臓のヘッドホンアンプはかなり非力で、付属以外のヘッドホンで聞こうとすると十分な音量が得られない事が多いのです。そんな時は、据え置きのヘッドホンアンプを介して聞けば良いのですが、大げさすぎてなかなか使う気になりません。 このオーディオテクニカのヘッドホンアンプは、ケーブル一体型のため非常にコンパクトで、まさにカセットウォークマンにピッタリです。余分な回路が入るわけですから、音質は多少劣化する可能性がありますが、私の駄耳では、その違いをはっきりと確認する事が出来ません。むしろ、音量が十分になったおかげで、低音部がしっかりとした解像度の高い良い音が聞けるようになりました。それなりに古い製品ですので、カセットウォークマンとの親和性が高いのかもしれません。 大変気に入って愛用している製品ですが、一つ難点があります。しばらく使わないと電源が切れると良いのですが、どうもその機能はなさそうなのです。使用が終われば、毎回オフにする必要があります。忘れると無駄に電池を消耗してしまうので、その点が改善されると良いと思いました。