子供用に天体望遠鏡を探していました。このモデルは初心者、子供向けのエントリーモデルですが、 天体望遠鏡としての必要最低限の機能は備わっていると思います。 セット内容は、鏡筒、 H20mm接眼レンズ、H6mm接眼レンズ、 1.5倍正立接眼レンズ、ムーングラス、 90度天頂ミラー、 高さ33㎝のアルミ製三脚、 レンズクロス、英語と中国語と日本語の取扱説明書が 付属しています。(写真1枚目) スペックは対物レンズが焦点距離360mm、有効径50mmです。 接眼レンズが、6mmと20mmの2つが付属しており、倍率はそれぞれ60倍と18倍になります。(写真2~3枚目) 更に1.5倍正立接眼レンズ(写真4枚目)との組み合わせでそれぞれ90倍と27倍になります。 接眼レンズを使う場合はムーンレンズを取り付けます。(写真5枚目) 天体観測には通常 90度天頂ミラーをつけて接眼レンズを取り付けて観測します。(写真6枚目) 初心者の方には説明書が少し分かりにくいかもしれませんが、組み立ても比較的簡単で鏡筒にネジを使って 三脚を取付けるだけで、中学生の娘でも簡単に組み立てられました。(写真7枚目) 天体観測では最初は低倍率で視野を広くして観測したい対象を見つける方が簡単です。 対象を補足したらダイヤルで焦点を合わせます。(写真8~9枚目) その後徐々に倍率を高くして(接眼レンズを高倍率に交換する、1.5倍正立接眼レンズに交換する等) 観測します。 試しに天気のいい日に月を観測してみましたが、月の模様がはっきりと見ることができました。 接眼レンズが2種類しかないため、1.5倍正立接眼レンズで更に倍率を上げて観測してみると クレーターもかなり鮮明に見ることができて子供たちも大はしゃぎでした。 さすがに「うさぎさん」は見えなかったようですが…(笑) これ以上倍率を上げることはできないので、惑星を見るのはちょっと難しそうですが、 ちょっとした天文観測には十分だと思います。 アルミの三脚も軽くてコンパクトに収納でき持ち運びも軽くて便利なので、エントリーモデルとしては 扱いやすくて十分な性能ではないかと思います。