CBF125 (SDH125-51A) での使用。 ライトユニットは完全な丸型で直径は18cmです。 元々付いていたChine-Filips製の電球の光り方を観察すると、ロービームでは先端(前方)に近い部分の上半分だけが光って反射板上側で反射し下方向の光軸となります。 ハイビームになるとロービームで光っていた部分は消え、少し手前(後方)が全周(上下左右)方向に光を発し、反射板全周で反射した光が上下左右均等な光軸を作ります。 しかし、この手の製品は上側しか光りません。 ロービームは先端の素子が光り、ハイビームでは後方の素子が光る点は標準電球と同じですが、下側の反射板は役立たずです。 ライトユニットの反射板の設計通りの照射になるはずがありません。 でも、H4BSという台座には選択肢が他に無いですね。残念です。 他の種類の台座なら、照射方向が三角形になっているものも選べます。 ロービームで右上・左上方向が光り、ハイビームで下方向が追加されるものです。 残念ながら、それを使った時はスクーターでライトユニットの下部分が水平になっていて、下方向の光(ハイビーム)は全く役に立ちませんでした。 今回は丸型ライトユニットなので、H4BS台座でそのタイプの製品があれば試せたのですが・・・。 結局、この手の製品は上半分の反射板しか使わないため、上下方向の光軸切替はできますが、上下に広い範囲で照るようなハイビームにはなりません。 冷却ファン付きの2000ルーメンの製品も同時に試しましたが、光軸の癖は同じです。 この方式の商品は市街地走行限定で使えるし、省エネ性も高く、対向車に迷惑をかける確率も少ないです。 でも、山間部の国道をハイビームを使って快適に走るのは無理だと思う方がいいですね。 ロービームは合格ですが、やはり標準電球のようにハイビームの時は反射板の全周を使うように設計しないと不完全です。