モニター用のヘッドホンとしてはSONYのMDR-CD900STが定番ですが、あちらのレビューを見るとフラットだの原音に忠実だの書かれていますが、そんなことは全然ないです。 確かに高音、中音が強調されておりパッドが薄い(その為に耳が痛くなるわけですが)ため、より耳元で音が鳴り、音が聞き取り易いです。 聞き取り易いので、モニター用として「アラを見つける」ためには向いていますが、忠実という表現は正しくありません。 そしてフラットでもありません。 感覚の問題を言葉で表現してもお伝えし切れませんが、ちょうどYoutubeに良い動画が上がっていたので、「百見は一聞に如かず」で聞き比べてみて下さい。 リンクは貼れないので、以下のタイトルで検索してみて下さい。 「Audio-Technica ATH-M40x vs Sony MDR7506 vs Sennheiser HD280 Best $100 Headphone Review」 こちらのレビューは、900STと音の傾向が近いMDR7506(←海外ではこっちの方が定番)との比較動画です。 SONYの方が如何に音に味付けがされており、オーテクのM40Xが如何に原音に忠実なのかがよく分かります。 写真で例えれば、M40Xはレタッチなしのオリジナル写真、SONYはシャープネスをかけまくったイメージです。 ちなみに、同じくオーテクのM50xも海外では評価が高いですが、M40xよりもM50xの方が低音が持ち上げられているため、モニター用としてはM40xの方がより向いていると思います。音楽鑑賞用にはM50xが好みですが。 アラ探し用に細部を強調したヘッドホンと、原音をフラットに忠実に再現したヘッドホンと、あなたはどちらを選びますか?