ハードウェアとしての全体的な質の良さは感じます。しかしソフトウェアは導入が大変で、いま一つ。 しかし、アナログ出力はそこまで良くなかったように思います。あくまで主観ですが、ややシャリシャリ、キンキンした音のような感じを受けます。LINE出力に関してはWM8471に差動合成回路をのせた自作DACの方が音質的にはよかったかなと思いました(WMの方は接続の制約で16Bit/44Khz動作にもかかわらず…)。 しかし、LINE出力をうけるローノイズなヘッドアンプで音量を最大にしてもまったくLINE出力由来のノイズがない点はさすがで、主観的な好みはともかく信頼はできるのではと思いました。 レコーディング用途にはまだつかっていないのですが、マイク入力はややゲインが足りない?感じです。私の用途ではギリギリ足りている状態ですが、もうあまり上が残っていません。マイクによってはちょっと面倒かもしれないですね。 あと、ソフトウェアですが4K環境でWindows10のスケーリングを行なっている?せいかダウンローダーの時点からソフトがクラッシュしまくります。互換性のメニューから管理者権限で実行、スケーリングを上書きとするとダウンロードが正常に行えました。また、Cubaseも似たような問題があり、こちらは「互換モードの設定画面から互換モードを有効にせず、管理者権限やスケーリングだけを有効にする」としなければアクティベーションが解除されてしまいます。 ソフトウェアの機能はすごいのでしょうが、ユーザビリティがもう少しなんとかならないものでしょうか… 総合するといい製品だと思います。この値段でこのレベルの入出力機器が買えるのはありがたいことだなあ、と思いました。また、冒頭に苦言も書いてしまいましたが、ローノイズ性能はUSBから電源を採っていることを考えると驚異的です。