使っていて満足されている方には申し訳ありませんが、気軽に買える値段とは言い難いのであえて悪い点を書きたいと思います。 1.ブロックノイズが出る 圧縮率が高すぎるのか、搭載されているチップの仕様か、JPEGの圧縮率を最低にしてもブロックノイズが確認できます。解像度が低いとかなり悲惨な結果が取り込まれることもあります。 非圧縮のイメージを転送することは出来ないので回避不能だと思われます。 2.紙送り精度が悪い 頻繁にダブルフィードします。滑りが悪いと10枚くらい一気に持って行かれることもあります。 わたしはScanSnapとは別にBrotherの複合機(MFC5100J)に付いているADFを使用しているのですが、そちらはほとんどダブルフィードが起こりません。2年前に\20000という捨て値で買った5100Jよりも紙送りが苦手なのには閉口しました。 また、直線に紙を送るにもかかわらず、かなりの反りが付いて排紙されます。こちらも内部で"く"の字に曲がる5100Jでは見られなかったことです。 正直言って給紙・排紙系には期待しない方がいいです。 3.ラインズレが起きる 紙を排紙する際にモーターの回転を上げているようなのですが、その際に紙が左右にぶれてスキャンされているようです。虹色というか、光の反射のようなものも見えます。 紙によっては起きないこともあります(コピー用紙などは平気)。 ソフト的に補正できると思いますが、現時点ではそんなソフトはないと思われますし、作る暇があったら別のスキャナを買うべきでしょう。 私の用途ではこれが致命的な欠点となったので、使用頻度が購入する前に期待していた半分程度になりました。つーかほとんど使ってません。 4.取り込みソフトウェアの使い勝手が悪い 取り込む際には必ずフォアグラウンドウィンドウを持って行くので、「スキャンしながらPCで作業」は現実的ではありません。がんがんフォーカスが移動します。ゆっくりテキストを打つことも出来ません。 また、取り込み中にいきなり「ScanSnapの電源が入っていません」と言われることがあります。ScanSnapのフタを一度閉めて開き直せば、直りますが... この手の専用ハード操作プロクラムにはロクな物がないのでわたしは諦めました。しかしハード側で圧縮処理してるくせに転送処理でもたつくのは一体どういうことでしょうか。