この「BDZ-FT3000」という機種は、私が買った「BDZ-ZT3500」の後継機です。 私が買った機種の文字変換ソフトは実にひどい出来のもので、まともな日本語が出てきません。 それでこの後継機の存在を知ったので、文字変換ソフトはちゃんとしたものに代わっているのか、ソニーに問い合わせしましたら、謝罪の言葉とともに、前のままだとの回答が返ってきました。 同じソフトを使っているとのことですので、私が経験したことを以下に書いて、この機種の購入を考えておられる方の参考にしていただこうと思います。 たとえば「経済事情」というタイトルを入力しようとします。 「経済」はすぐに出てきますが「事情」が出てこない。 「じじょう」と入力すると、415の変換候補が表示されます。 最初に現れるのは「痔」から始まる熟語(?)。 痔上、字場、痔条、痔畳、痔城(これ、日本語ですか!?)。 こういう妙な言葉が83番まで続きます。 そして84番目にようやく「事情」が出てくるのですが、85番目からは「字」で始まる、またも日本語として意味をなさない漢字の組み合わせが165番まで続き、166番からは「時」で始まる同じく意味をなさない漢字の組み合わせが415番まで続きます。 要するに84番目の「事情」以外は、意味をなさない漢字の組み合わせが414個も羅列されるわけです。 実は私は、あまりにも腹が立ったのでソニーの「使い方相談窓口」に、どうしてこういう日本語入力システムを構築したのか問い合わせたのですが、ただあやまるばかりで、なにも事情は説明してくれませんでした。 このような例は無数にあって、私はこのレコーダーを使うたびに本当に驚かせれています。 以下はその一例。 「献金」は、普通「けんきん」で出てきますよね。 でも「けんきん」では、「けんきん」と「ケンキン」しか出てこない。 そこで、直接変換ができる「赤ボタン」を押して「献」を出そうとしたら、99の候補が出てくるのですが、しかしその中に「献」の字は入っていません。 しょうがないので熟語入力はあきらめて、とりあえず漢字の「献」を出そうと「けん」単独で入力すると、212の候補が現れました。 ところが、その中にも「献」の字は入っていません。 それで、思い直して「こん」と入れたら2つ目の候補に「献」が出てきた。 「けん」では出ないが、「こん」なら出る。 いったい