10年近くネオ一眼のデジカメを登山に携行している。 コンパクトなのに強力な望遠、マニュアルライクな機能は重宝する。 ただ、整備されたルートを登ることはまずない。 岩場、ガレ場、急斜面、藪、地図に載ってないルート。 暴風雨、梅雨時、厳冬期の雪山もウエストバッグに忍ばせて向かう。 湿気に機能麻痺したカメラ、木々や岩の投打に果てたカメラ、滑落逸したカメラ。 そして買って間もないある山行、不安定な態勢で構えたその瞬間、岩場に落とした。 電源ランプが点ってすぐ消えた、物理的損傷。ショックだった。 こんなことがあるので、落ち安くなった中古しか買わない。 約6年前「Capture Camera Clip System」をネットで見つけた。 登山用ザックのショルダーストラップに取り付けるのだ。 本当に大丈夫なのか、魅力を覚えつつも迷い迷った末に購入。 装着感は良い!両手があく、バッグ取り出しの手間がないのも良い。 四肢を使っていても、余り邪魔に感じないのも良い。 しかしカチャっと一発、軽快に填るまでにかなりの時間を要した。 イライラしたり、慣れるまでにそれなりの忍耐はあった。 脱落の心配はないと言っても、予期しない万が一はあるだろう。 カメラにリストストラップを取付、更に大き目のリングを付けて 胸を横切って反対側のショルダーストラップにあるカラビナと連結し、 安全策を講じている。 このスタイルにしてからカメラを落としたことはない。 今は防滴仕様のネオ一眼を携行しているので、 雨雪でもほぼ晒したまま、お気楽登山している。 私はこのスタイルがとっても気に入っている。 一眼あるいはネオ一眼をこのスタイルで携行し 登山している人を、見た記憶が不思議とないのである。 何度か尋ねられたことはある。 やってみたいが懐疑的という人もいた。 話はそう、「本家」のそれである。 結構な値がしたので、買うまでに大いに迷ったが正解だった。 長い間、厳しい環境で頻繁に使ってきた。 厳冬期には、ボタンが利かないカメラが抜けない。 壊れたと思ったが、凍っただけだった。融かせば元通り。 カサついて嵌め難い、シリコンを塗れば良い。 欠け、塗装が割れ風化したようなアルミが剥き出し。 それでも使えていた。 でもそろそろ替え時だと思った。 さて久しぶりに見てびっくり、種類が豊富。 それもほぼ「本家」と互換を謳