この充電器にたどり着いた人は、次世代の電力制御技術と言われる、窒化ガリウム(GaN)のデバイスが欲しい人ではないでしょうか?(笑)。 私は充電器はAnker派です。しかし、Anker Japanが出す予定の窒化ガリウム(GaN)を使用した小型・高効率の急速充電機「Anker PowerPort Atom PD1」の年内発売が見送られたことから浮気して購入。 Anker JapanのGaNの急速充電器が最大27Wなのに対して、こちらは45W。重さがAnkerが65gなのに対して、こちらは82gと少し重め。といっても誤差の範囲。ただ出力が最大45Wあるのは魅力的。 早速、Apple純正のUSB-Cライトニングケーブルでつないで、先般購入したiPadPro12.9インチを容量30%から100%に急速充電させてみました。テスターで見ると出力は容量30%のとき、15.2V 2.2Aから開始され、途中から15.2V 2.08Aで安定しました。最後100%になったときは、5V 0Aということできちんと充電が止まっていました。安心!だって無理やり電流を送り込まれて高かったiPadPro12.9インチが壊れてしまったら困る。(笑) ところで、15.2Vで2.08Aということは単純に計算するとこれは31.6Wということになります。すなわち、iPadProなどを高速で充電するときは、Ankerの27Wでは最大出力でもiPadの受電能力を100%活かせてない、ということですね。どうしようかと思っていましたが、購入して良かったと胸をなでおろしました。 ただ、欠点もある。幅広なので、3つ並んでいるコンセントの真ん中でつかうと右と左の両方のコンセントも使えなくなる。(「カスタマーの画像」を見ればわかります。) 1つで3つ占有。もう少しデザインを考えるべきでは、と思います。しかし能力第1の方、特にiPad PROを充電したい方には強くオススメします。後悔しないでしょう。